ミニレポート

房総半島の空いている道ツーリング&ハイキング PART1

〜休日限定!空いてるルートをスイスイ走ろう〜

訪問日:2010年2月7日  掲載日:2010年2月8日

プロローグ (写真は九十九谷展望台と鵜原理想郷)

今回の目標は房総半島です。房総というと最高峰408メートルの丘陵地帯でダイナミックな景色も少なく、平日はダンプや仕事の車が多いし、休日は行楽地が混んでるし、たまに気持ちよく走っててもすぐに前が詰まってしまうし、みたいな感じで、わざわざ遠方から行くほどのエリアではないという気がしていました。林道は空いていますがオフ車でないとイマイチ楽しめませんし。

しかしアクアラインは640円に値下げ、冬なら行楽客も少ないでしょう。たまには房総に出掛けてみることにしました。

結論から言うと、房総にしてはそこそこ快適な空いている道と、
景色の良いポイントを探す事が出来たと思います。

・・・・・

川崎〜アクアライン〜海ほたる〜館山自動車道  

日曜早朝出発、まだ空いている時間に川崎市内を縦断し、アクアラインに入って、海ほたるPAにやってきました。中のファミマで食料調達。
時刻は朝7時30分。駐車場もまだガラ空きです。これから混むのでしょう。

係員さんに誘導されたバイク用スペースは右下がりで突風で倒れそうでした。サイドスタンドの角度浅めのバイクは止める場所に注意です
(海ほたるは風が異常に強い場合があるので、安全確保の為、場合によっては誘導を無視する事も必要。)


冬型の気圧配置ということで快晴でした。
富士山までバッチリ。

対岸の街が凄く遠いです。
正面に見える白い建物はアクアラインの換気塔です。
この下を一直線に道が走っているんですねー。凄い場所に道を作ったものです。
千葉側は海上橋になっています。行きは何故か風も弱く快適でしたが、帰りは突風で怖かった(ていうか危なかった)です。午後になると風が強まるのでは?
(今回は出発直前まで東京湾の風情報と木更津アメダスを逐一チェックしていました。もしアクアラインを通る時には天気予報で風の状態をチェックしましょう。強風時は通らない方がいいです。海上橋はマジでヤバイ。)

今回のルートです。混雑した道は川崎だけで十分なので、とにかく空いてそうな道を選びました。

グーグルマップ 今回のルートです

君津PAスマートIC〜県道163号〜鹿野山  
君津方面に進み、君津PAにピットイン。ここのスマートICで降ります。
ゲート脇の看板を見ると・・・
えっ!普通車・軽自動車限定?
公式HPによれば君津PAは二輪対応済みのはず・・・。
スマートETCの公式リスト

おかしいなと思ったのですが、結局通れました。看板が古いままなのでしょうか?
君津PAを出たら、あとは「鹿野山(マザー牧場)」方面の看板に従って進めばOKです。ここのETC出口はあまり使う人が無く道も空いています。
県道163号線に突き当たったら左折します。これもマザー牧場の看板通り進めばOK。
一部工事中でした。
県道163号はそこそこ交通量のある道ですが、それもマザー牧場の看板まで。ほとんどの車はここで右折してマザー牧場方面に消えてしまいます。

ちなみにマザー牧場は入場料1500円、駐車料300・800円の大規模動物テーマパークです。私は当然直進です。混んでる道は嫌いですし。
マザー牧場への分岐を過ぎると道は細くなりますが、狭すぎるって程ではありません。
1.8車線といったところでしょうか。スピードは出せませんが、空いていてトコトコ走る分には快適な道です。
高度を上げると、日陰に残雪が現れました。いくら房総が温かいとはいえ2月初旬ですからね。
鹿野山神野寺  
鹿野山神野寺の前を通ります。

神野寺は関東有数の古刹とのこと。寄ってみたら、建物の彫刻の意匠も凝っていて、なかなか良かったです。駐車場も無料ですし、おすすめです。

光のコントラストが強すぎてお寺のマトモな写真が撮れませんでしたorz。
県道93号線〜九十九谷展望台  
右側に展望台を発見!

九十九谷公園展望台です。
鹿野山の標高は379メートルしかありませんが、意外に高度感のある風景が広がります。

昼間は逆光気味なのが惜しいですが、千葉有数の景勝地ではないかと思います。
県道脇にあって、お手軽なのもいいですね。
県道93号線で東へ  
展望台を後にして下っていくと・・・
凍結でしょうか?
バイクを停めて歩いて偵察に行きます。
大丈夫そうです。白いのは融雪剤でした。
93号線を東に降りていきます。道幅は1.5車線ほどで割と快適。
下まで降りたら一旦左折、1kmほど進みます。
この青看の交差点を右折、久留里方面に向かいます。
この道もいいですね。広くはありませんが、狭くもなく、交通量はほとんどありません。
適度にカーブしながら、人家の殆ど無い丘陵地帯を縫って進みます。但し、路面は砂っぽいので速度は控えめに。
というのも、この辺りの県道の例に漏れず、両脇には人家の代わりに採砂場が広がっているからです。もう房総の山が全部無くなってしまいそうな勢いで掘っています。

幸い、日曜日なので採砂場もダンプもお休み。
田舎道を独り占め。休日限定の空いている快走路ですね。
久留里の街に降りてきました。国道410とは変形交差点で交わっています。標識に従って進みます。
駅前にはお城型のアーチがあったりします。
県道32号線  
久留里から更に32号線で東へ進みます。先程の93号線ほどではありませんが、この県道も道幅が広い割に空いています。

数分ほど走りこの交差点にやってきました。

狭い道を通りたくない方は直進して32号線で養老渓谷に向かった方がいいと思いますが、今回はこの交差点を右折、大福山展望台に向かってみました。
房総ふれあいの道、大福山5.1km。
交差点にはこの程度の看板しかありません。ちょっと判りにくいです。
大福山林道  
標高を上げて尾根道を進んでいきます。舗装林道ですが、道幅も1.5車線ほど、開けて視界も良く、割とスイスイ走れる道です(あくまで房総にしてはですが)。富士山も見れました。
林道ではありますが沿線に人家が点在し人が散歩していたりします。実質生活道路ということで道路もしっかりしているようです。
ここを左折して林道大福山線で大福山展望台を目指します。(ここを直進するとダート)

(林道名やルートに関してこのレポはいい加減です。林道の名称については林道専門の各サイトを、今回のルートに関してはグーグルマップを御覧下さい。なお大まかなルート図は後日追加します。)
この先は養老渓谷に降りるまで延々、1.2〜1.4車線の狭い道が続きます。狭い道が嫌な方は避けるか、大福山展望台の東側にある大駐車場で転回した方がいいかもしれません。
林道大福山線に入って1km程進むと、大福山展望台入口があります。特に大きな看板は無く、分かりにくいと思います。自分は行き過ぎてしまい、Uターンして戻ってきました。(1分ほど行き過ぎると大きな舗装駐車場やトイレがある。)広めの土の路肩に駐輪。
案内板二つが遊歩道の目印です。 
3分ほど階段を登ると、鉄製の展望台が姿を現しました。



360度、房総半島を見渡す事が出来ます。
千葉も意外に山深いです。
しかし、もう一回訪問するかというと微妙なトコロですが・・・。
養老渓谷  
養老渓谷に降りてきました。これで渓谷と言われても・・・ただの川ですね。ショボそうだし有料駐車場が何十件と並ぶし、今まで近くを通っても散策したことは無かったのですが・・・
栗又の滝の側を通りかかったら町営駐車場は明らかに休み。タダだしせっかく来たので歩いてみることにしました。(オフシーズンは無料らしい)
町営駐車場から5分程歩くと、養老の滝(栗又の滝)入り口があります。
入口が凄いB級な感じですw

てか怖いよw

これ蓼科観光協会だったら雰囲気がとか言って直ぐに壊しちゃうだろうなぁ・・・。壊そうとすると呪いが出るので壊せないとか、そんな建物でしょうか?怖えぇぇぇ。
5分ほど遊歩道を歩くと、川を渡る石並びに出ます。
そこから栗又の滝を正面に眺める事が出来ます。新緑の頃は綺麗でしょう。紅葉も綺麗でしょうが、ここで駐車場を払う気はしないですねぇ。

全国にはココより無名なのに超絶凄い渓谷って沢山あります。養老渓谷が有名なのは首都圏に近いという部分が大きいと思います。
県道178号線〜177号線〜国道128号線  
県道178号線で南下し、海に出ることにしました。

空いているのはいいのですが、意外だったのが狭路が続くこと。狭くても気持ちよく走れる道もありますが、県道178はそうでも無かったです。

ちなみに帰りは隣の県道177号線を使ってみましたが、そちらの方が道幅も広く、交通量も少なめで気持ちよく走れました。南下するなら177の方がいいと思います。
海岸線まで南下、国道128号線旧道を東に向かうと、海が見えてきました。
路地に入ると、海水浴場がありました。


思ったより綺麗な海です。海岸線を探索してみることにしました。
PART2へ続く

HOME 

1