ミニレポート 訪問2011.12.27 掲載2011.12.29

冬の南信R151ドライブ

〜冬の南信を南下してハーモニックロードから南アルプスを眺め、R151で浜松方面へ〜

冠雪した南アルプスを狙って冬のハーモニックロードを訪れてみました。

蓼科〜女神湖〜霧ヶ峰

蓼科から川崎の実家までアルトで帰る途中、
甲州街道を通っても6時間位掛かってしまうので、
どうせ一日潰れるのならと遠回りしてみることにしました。

女神湖畔から望む蓼科山です。女神湖は既に氷結していました。
ちなみに蓼科湖はまだ氷結していません。湧水の温度差が出てる気がします。

白樺湖半から蓼科山です。

ビーナスラインで車山を目指します。気温は-4度/12時30分

八ヶ岳が見えてきました。

蓼科山と右奥に北横岳、手前は白樺湖ロイヤルヒルスキー場

伊那丸富士見台駐車場から蓼科山〜八ヶ岳

富士見台駐車場から八ヶ岳と富士山。
この時間は皆さんスキー場で滑っているようで、誰も居ません。
私もスキーしたいなぁと。(こっちに来てからタダ券もらった時にしか行ってないw)

霧ヶ峰のカーブ

霧ヶ峰交差点です。右折しても冬は八島湿原で行き止まりなので、
左折して茅野の街へ降ります。

降りてきました。標高千メートル程度だと思いますが、雪は全くありません。
冬の茅野市〜諏訪エリアって、実は晴天率が高くて雪も少なく、大抵こんな感じです。
気温は低いですが、冬に洗濯物を外に何とか干せる訳で(北海道なら絶対無理でしょう)
結構過ごしやすいエリアだと思います。
伊那西部、中部、南部広域農道フルーツライン・ハーモニックライン

R152杖突峠〜高遠(分杭峠は冬季閉鎖)〜R361伊那〜駒ヶ根と繋いで
伊那西部・中部広域農道、通称フルーツラインにやってきました。

今日の目的は南アルプスを西側から眺めることです。
特に西側から全体を眺める機会って、あまり無いですからね。
鹿嶺高原、しらびそ高原なども狭い範囲しか見えません。

フルーツラインを南下していきます。農道といっても平日朝夕は通勤渋滞しますし、
大型トラックも多く、ほぼR153のバイパスとして産業道路化しているので、
バイクで走ってもあまり面白い道ではないと思います。

フルーツラインは左折ですが、この交差点を強引に直進し、適当に右折左折を繰り返すと・・・

ハーモニックロードに出ます。ってええっ、のっけから凍結路かい。
伊那・駒ヶ根市街地は無雪だったので唐突感があります。

入ってすぐの所にある駐車場から。
(この場所のグーグルマップ)

仙丈ケ岳と陣場形山のアップです。

ハーモニックロードを南下していきます。長い下り坂は滑り台みたいでちょっと恐い

景色が良くていい道なんですが、木曽山脈の中腹にポツンと単独である道なので
ルートが組めない。あまり使い道の無い道です。
南アの展望台として活用するのがいいんじゃないでしょうか。

駐車場兼展望台です。ここからの景色が一番かな。
(この場所のグーグルマップ

看板を参考に山の名前を記入してみました。
甲府側からだと北岳・間ノ岳・農鳥岳の三千メートルクラスの3山はセットなんですが、
こちらからも3山は同じように見えるみたいです。

ハーモニックロードは途中で途切れてしまうので、フルーツラインに戻りました。
フルーツラインは途中から片側2車線に拡幅し飯田駅の北側を通るのですが、
現在はすぐ先で途切れています。(途切れた位置

・・・と思ったらいつの間にか延伸工事をしていました。

かなりの大型橋梁ですね。この先は飯田インターに繋がる予定のようです。
完成は数年後でしょうけど、繋がれば
飯田インターからフルーツラインに直接入れるようになるでしょう。
ところで、飯田市西部は国道以外で通り抜けるのは難しいのでは?と思っていたのですが、
今回グーグルマップで調べたところ、こんなルートでR153飯田山本IC付近〜フルーツライン(〜ハーモニックライン)を繋ぐ事が出来るのではないかと考えました。機会がある方はよろしかったらトライしてみてください。

(注:ハーモニックロードもフルーツラインも肝心の一番混む飯田市で途切れてしまいます。
飯田市の下道通過は時間がかかる。伊那盆地の通過は中央高速が一番楽です。)
国道151号線 長野県飯田市〜新野峠〜愛知県東栄町

飯田市から国道151号線で南下していきます。下條村に入りました。
ローカル街道のイメージがありますが、下條村、阿南町、泰阜村、売木村、天龍村
といった村々と飯田市を結ぶ基幹道路なだけに、最初は意外に交通量があります。

昔はかなり細々としたローカル国道で、
数年前のマップルにも「所々狭くなる」という記述がありましたが、
久々に走ったらすっかり改良されて、橋梁とトンネルで直線的に結ぶ道となっていました。
橋からは沢山の旧道を眺める事ができます。

次第に山深く、雪深くなってきました。
ループ橋など大規模橋梁の連続で高度を上げていきます。
結構なワインディングです。交通量も減ってきて良い感じ。

峠を超えると・・・ええぇー雪国じゃん。南下してきたのに・・・。
伊那盆地には雪が無かっただけに、ちょっとビックリ。

阿南町、新野の雪まつり。有名な伝統芸能(国の無形重要文化財)
国道151は祭り街道とも呼ばれ、古い伝統芸能が数多く残っています。
国道151号線が整備される以前は陸の孤島だったでしょうし、
そういった文化が長く保存されていたのでしょう。

しかしタイミングもあるとはいえ、ここまで雪が多いとは。
温暖で雪の少ない飯田市中心部とは全く気候が違うんですね。

新野で長野県の集落は終了すると、あとは愛知県に向けて県境の新野峠に登っていくだけ。
R151もぐっと狭くなりました。対向車も数分に一台程度と激減。
この先は長野県民にとって余り用がない道ということでしょうか。分かりやすい展開です。

県境手前。標高1060メートルですが、標高1600前後の霧ヶ峰より雪が多そう。

ここから愛知県です。突然道が良くなりました。

意外な事に、愛知県側の方が雪が多めでした。
この半月くらい、気圧配置はずっと冬型で、
南岸低気圧の影響はなかったはずです。
つまり北西の季節風がこの雪を降らせたわけです。

やはり中央アルプスが恵那山(2191m)の南側で途切れている為に、
雪雲がブロック出来ず、この辺りの積雪が増えているのだと思います。
アルプスの季節風ブロック力って凄いんだなと。

その後も1時間ほど雪道を走ることになりました。
一日晴れていたにも関わらず幹線国道に雪が残るのは少々驚きです。
多分、塩カルを撒く習慣があまり無いというのも原因の一つのような気がします。

東栄町からは県道9号線で浜松に向かいました。
大地野トンネルの前後は1.2〜1.4車線の狭路で一部凍結。
道の駅くんまからは快走路でした。

その後は県道40〜国道1号線〜箱根新道〜1号線〜西湘バイパス(橘から先の無料区間)
〜R134〜R1横浜新道〜第三京浜で川崎に帰りました。
写真はR134平塚〜茅ヶ崎の相模川を渡る新しい橋。いつの間にか道って出来てるなぁと。

home home予備

LONG TOURING CLUB 1999-2010 Copyright morita/LODGE MOTIVE All Rights Reserved.