大規模林道レポート INDEX ツーリングに使える大規模林道〜大規模林道(緑資源幹線林道)を走ってみよう〜 |
大規模林道とは。 |
大規模林道とは、旧森林公団が全国各地の山奥に建設を始めた大規模な舗装林道です。大抵は二車線の大トンネルや大規模橋梁を備えた高規格な舗装林道です。森林公団は緑資源公団、緑資源機構と名称を変え、また大規模林道は緑資源幹線林道に名称を変更しつつ、林道を作り続けてきました。 大規模林道は大抵は人里はなれた山奥にあり、景色が良く、交通量も少なく、ツーリングに適した道であることが多いです。ここでは、大規模林道の中でも特にツーリングに適した道を紹介していきたいと思います。 |
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全国のお薦め大規模林道 |
所在地 | 林道名 | どんな道? | 写真 | マップル | ヤフー地図 | 評価 |
岩手県 |
八戸・川内線 (細谷地・日野沢区間) |
八戸・川内線は岩手県を縦断する壮大な二車線山岳舗装路。一度くらいは走ってみてもいいかも。川井住田線と合わせると、まる一日がかりのロングコース。(走行レポート) 細谷地・日野沢区間は快走路だが視界は開けず割と単調。 |
B | |||
岩手県 |
八戸・川内線 (高家領・大阪本区間) |
高家領・大阪本区間は絶景快走路だが、ダートの奥岩泉スーパー林道と接続する。オンロードバイクはピストン推奨。 | B+ | |||
岩手県 |
八戸・川内線 (穴沢・上外山区間) |
山岳快走路。新旧二つの区間からなる。八戸・川内線のハイライト区間。R106を挟んで川井・住田線と繋がるが、入口が判りにくい。 | A | |||
岩手県 |
川井・住田線 (横沢・荒川区間) |
遠野から荒川高原を抜けて北上する区間は古く荒れ気味だが、草原を行く景色良好な道。 2010年にR106に接続した。八戸・川内線と合わせて走れば利用価値大。 |
A+ | |||
福島県 |
飯豊・桧枝岐線 (会津坂下・新鶴区間) |
R49七折トンネル脇の旧道からスタート。尾根筋を行く快走路。接続する県道が狭くピストン推奨。今のところ続く新鶴柳津区間が工事中で通りぬけが出来ないので、その分低評価。将来もし繋がったら凄いツーリングコースに化ける可能性あり。 (走行レポート) |
B+ | |||
福島県 |
飯豊・桧枝岐線 (館岩・桧枝岐区間) |
R352の木賊温泉と桧枝岐を結ぶ峠越えの道。国道に飽きたら走ってみよう。 | B+ | |||
岐阜県 |
高山・大山線 (和佐府、有峰区間) |
日本有数の超快走路。薬師岳を展望し、深いブナ林に感動。 有料の有峰林道と合わせれば、岐阜の神岡から富山の立山に抜けられる。一日がかりのロングコースになる。ツーリングに最適。(走行レポート秋 ・該当ページ) |
S | |||
高知県 |
東津野・城川線 (東線・西線) |
日本有数の絶景山岳快走スカイライン。 東線は四国カルストへの観光メインルートで交通量は多め。西線は空いている。日本で最も活躍している大規模林道。ロングコース。(ツーレポ ・該当ページ) |
S | |||
高知県 |
小田・池川線 (天狗高原区間) |
四国カルストに繋がる第三、第四の大規模林道。 東津野・城川線東線と天狗高原で接続。R440方面のみ完成しているが一部狭い舗装県道を経由しなければならない。北側から天狗高原へアクセスするのに最適。 天狗高原以外の区間はほぼ工事中。計画によれば池川・吾北線(工事中)と合わせて空前絶後の長大林道になる予定だが、夢物語で実現は難しいと思われる。 (ツーレポ ・該当ページ) |
A | |||
大分県 | 宇目・小国線 |
宗太郎区間以外は完成。一部狭い県道で繋がるが林道自体は二車線快走路。ロングコースだが、通行量が極端に少ないので落石や通行止めに注意。 (ツーレポ ・該当ページ) |
B+ | |||
宮崎県 |
宇目・須木線 (日之影・南郷区間) |
宇目・須木線は高千穂から霧島まで、宮崎県を縦断する壮大な計画の林道。 北端の日之影・南郷区感は高千穂〜茶屋越トンネルまで完成。その先は工事中。 絶景快走スカイライン。 |
A | |||
宮崎県 |
宇目・須木線 (須木区間) |
宇目・須木線の南端。 絶景快走スカイラインだが交通量僅かで落石多し。 (2009年現在土砂災害通行止め) (ツーレポ ・該当ページ) |
A | |||
熊本県 |
菊池・人吉線 (菊池・大津区間) |
鞍岳の中腹を走る交通量の少ない道。 | ||||
熊本県 |
菊池・人吉線 (西原・御船区間) |
阿蘇外輪山の西側をグルッと回り込む快走路。阿蘇西部と通潤橋を結ぶ観光ルートとして利用価値大。 | B+ | |||
鹿児島県 |
菊池・人吉線 (泉・五木区間) (五木・相良区間) |
アポロ峠を超える五木スカイライン。2009年に北西へ下る道が完成した。要注目路線。 |
評価については、景色、快走度、交通量の少なさ、ルートの組みやすさなどの総合評価です。 B評価でも(土砂災害さえ無ければ)かなり高レベルの良道と思っていただいていいと思います。 S:大規模林道という枠を超えた日本有数の超絶景快走路。 A:一度は走ってみたい絶景快走路。 B:近くを通るならルートに組み込んでみたい道。気持ちよく走れる道。 C:普通。 ・・・・・・・ 参考にさせて頂いたサイト:林道評論センター様 地図はFland-Ale(自由に利用可能なフリーの地図作成ソフト)にて作成、 マイクロソフトのエクスプレッションデザインで加工しました。 |
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