ツーリングレポート

春の鹿嶺高原と夕立神パノラマ公園(鳥倉林道)

〜新緑と残雪の南アルプスの大展望〜

訪問日:2014年5月13日  掲載日:2014年5月15日

プロローグ

春の鹿嶺高原と、

夕立神パノラマ公園を訪れてみました。

宿の定休日の火曜日、午後の時間が空いたので、午後に順光になる場所に行こうと考え、
夕立神パノラマ公園(鳥倉林道)を目指してみることにしました。

茅野市R299〜諏訪大社上社前宮〜R152杖突峠展望台

八ヶ岳をバックにR299を下っていきます。麓はもう春全開といった雰囲気ですね。
水田にも水が張られ初めていました。

R152杖突峠登り口にある諏訪大社上社の前宮に寄り道。

四宮ある諏訪大社の中では一番古く、縄文の息吹きが感じられる古社です。
新緑に包まれて、何か神秘的な雰囲気。
ここの縄文系文化の伝統は、明治維新と共に(強制的に)途絶えさせられてしまっていますが・・・。
(御柱祭等に僅かに残るのみ。)
昔はここが諏訪湖の湖岸だったそうです。

ちなみに、諏訪湖の対岸にある諏訪大社春宮・秋宮の方は名前から推察される通り、
五穀豊穣を願う弥生文化系・稲作文化系の神社となっています。
諏訪大社は縄文文化と弥生文化が融合していく過程を伝える、日本の歴史上重要な神社です。

すみません、ちょっと余談でした。

R152を登って杖突峠展望台にやってきました。その名も「無料展望台」。
10時から16時までしか開いていないのが玉に瑕です。
時間外は隣の民間の百円展望台を利用することになります。

相変わらず素晴らしいパノラマです。国道脇の展望台としては日本一クラスでしょう。

その展望台に併設される喫茶店。お客さんゼロでした。
日本一景色の良い喫茶店だと思うのですが、何故?いつもながら不思議です。

鹿嶺高原

高遠の街を過ぎてR152を南下していくと、仙丈ヶ岳が見えてきました。
冠雪して美しいですね。これはやっぱ仙丈ヶ岳を見に行かねば!

ということで急遽「美和食堂」「美和郵便局」の角を左折、鹿嶺高原に寄り道することにしました。

数百メートル程進んでもう一回左折、鹿嶺高原へと向かいます。
この交差点は新しい看板が出来て分かりやすくなりましたね。

鹿嶺高原に通ずる舗装林道です。路面は汚いですが、この手の林道にしては道幅広めで、
割りと走り易い道です。

鹿嶺高原に到着しました!http://goo.gl/maps/cHrPO

遊歩道を3分ほど登ると・・・おおっ!

おなじみの変な鋼鉄製展望台と、仙丈ヶ岳が!!

東駒ヶ岳と仙丈ヶ岳。絶景ですね!

R152に戻り、分杭峠を越えて更に南下していきます。
新緑の季節のR152はとても気持ちいいです。
まだ緑が生い茂る前で視界が効き、見通しが良いので、気持よく走れるようです。

夕立神パノラマ公園(鳥倉林道)

大鹿村中心部に入ったら、鳥倉方面の看板を目印に左折。

鳥倉林道・夕立神の看板を目標に進んでいくと、鳥倉林道に入ります。

過去レポと比較して頂くと分かると思いますが、路面清掃してくれていますね。
ウチのペンション村だと村人が総出で箒で履いて清掃していくのですが、
この様子だと清掃車が入ったか、エアコンプレッサーで吹き飛ばしましたと思われます。
以前より走り易くなっていました。

段段空に近づいて行きます。

そして、稜線を超えると・・・南アルプスの中枢部が姿を見せました。

鳥倉林道から望む南アルプス、小河内岳・荒川岳・赤石岳etc。

赤石岳もクッキリ!。荒川岳も少し見えています。

さて、鳥倉林道の終点まで行ってみましょう。

ウヒョー。凄い高所感です。見えているあの部分まで行ってみたいところですが・・・

ここでゲートが閉まっています。
塩見岳(3047m百名山)登山口となるために、夏山登山シーズンは登山客で溢れる駐車場ですが、
この時は車も人も居ませんでした。
というか登山口もパノラマ公園も人っ子一人居居らず、集落に降りるまで人を見かけませんでした。

なお、中央リニア新幹線は塩見岳と荒川岳の間位を通る計画です。
もし出来ると、この辺りから谷底にトンネルと橋が見えるかもしれません。
水源枯れるのと、地殻変動が心配な場所です。

パノラマへと引き返します。高所感が凄くて、なんか不思議な林道ですね。

2回めに訪問した時に撤去されていた展望台は再建されていました。
ちょっとビックリ。

パノラマ公園には一応トイレと駐車場も整備されています。

夕立神パノラマ公園のグーグルマップ

それにしても、大鹿村公式サイトの夕立神パノラマ公園の紹介ページ
もうちょっと頑張ろうよ・・・。

大鹿村中心部へと下っていきます。木曽山脈方面の展望も素敵な道です。
なお清掃してあったとはいえ、落石や陥没もありますので、訪問される際は注意して走行願います。

ハーモニックライン〜道の駅花の里いいじま

小渋峡を抜けて伊那谷に降り、天竜川を越え谷の反対側に渡り、ハーモニックラインを走ってみました。
いい道ですが、飯田市街を山側に迂回するように延伸してくれないと、
あまり使い道が無い道ですねぇ。

帰路へつきます。道の駅花の里いいじまの隣のセブンで休憩。
冷えてきたのでホットコーヒーで暖を取り、フリースや中綿入りインナーを着込んで
軽い冬装備にチェンジ。

この位置だと小渋峡の低い部分を通して赤石岳や荒川岳等が見通すことが出来ます。
伊那谷で最も山が綺麗に見える地点の一つかもしれません。

日が暮れて、よせばいいのに探索継続。
R153バイパスとなる最新の橋を発見しました。いつの間に、凄い橋が出来てるなぁ・・・。
行き止まりだけど。あともうちょっと延伸すると、県道18極狭区間の迂回路として便利に使えるかも。
数年後に新たなルートが出現したら、またレポしたいと思います。
今のところ、この辺りの通り抜けルートとしてはカタログ1に図示した通りでいいと思います。

前回のレポ。ほぼ同じルートになってしまいました。
http://www.geocities.jp/thkyd/hi-ho2/201111yuudati/karei.htm
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