ハイキングレポート 木曽駒登山〜狙っていた超快晴の木曽駒へ〜 訪問日:2013年9月17日、掲載日:2014年12月9日 |
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夕方雲に覆われていた木曽駒ですが、 早朝、木曽駒は雲海の上に浮かんでいました。 |
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日本最高クラスの山岳風景が最もお手軽に見れる山、それが木曽駒でしょう。日本はもちろん世界でも最高レベルの絶景のはず。 でも駒ケ岳ロープウェイの料金は駐輪場150円、バス+ロープウェイ3900円、合計4050円です。高価なロープウェイを使って、しかも世界最高レベルの絶景を見に行くのですから、最高の天気の日に行かないと勿体無いです。それに仕事の都合上9月以降となるのは確定なので、悪天候だと命が危ないというのもあります。あんな所で、私のような山の素人が霧にでも巻かれたら、マジで遭難して死んでしまいますし。 てことで十数年来、木曽駒の快晴とお休みが合致する日を狙っていたのですが、今日がその日のようです。チャンス到来、いざ木曽駒へ! |
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バスとロープウェイを乗り継いで千畳敷カールにやって来ました。駅の標高は2612m。 快晴です。今日は定休日、かつ一日中快晴の予定なので、思う存分登山を楽しむつもり。約3000m級の9月登山なので、本来ならゴアテックスやらなんやら相当ハイレベルの装備が必要なのですが、強大な移動性高気圧の影響下で夕方まで雲など湧くはずもありません。一日中快晴は約束されています。既定事項です。高尾山クラスの軽装で十分!!!
と思いつつ一応、防水透湿レインウェア(1900円だけど)とダウンベストとカロリーメイトと飲料多めと登山用ステッキだけはザックに入れてきましたが。 まずは宝剣岳がドーンとそびえています。 登山道を登っていきます。稜線までは割りと簡単です。 見上げると凄い急峻ですが、登山道はジグザグと緩やかに登っていくので意外に楽勝です。 千畳敷カールを見下ろします。その向こうには伊那谷、南アルプス、そして富士山! 駅から30分ほど、だいぶ登ってきました。 空が近いです。天空の世界へ。 中央アルプスを登る醍醐味スゲー!でも実は整備が行き届いていて歩くのは楽です。 急なところはちゃんと階段があります。 さらに高度を上げて・・・凄い絶景!!! 木曽山脈の稜線、乗越浄土に到着!まるで天上界のよう。 宝剣岳が目前に。 有人の山小屋が営業中。 剣ヶ峰登山の前にちょっと前岳方面に歩いてみました。 ピークは植生保護のために入れませんでしたが、いい景色。 ウヒョー、素晴らしい絶景!!! 一旦戻って、中岳を目指します。 中岳山頂に到着。乗越浄土から中岳までは20分ほど。ここまでは割りと楽勝です。 次は主峰・駒ケ岳を目指します。 どこまで見えているのでしょう?果てしなく・・・鈴鹿や滋賀県の方まで見えていそうです。 木曽谷と御嶽山。 駒ケ岳山頂2956mに到着!中岳から40分ほど掛かりました。 御嶽山、乗鞍岳、北アルプス。絶景かな! 中央に蓼科山、左後方に浅間山、右側に八ヶ岳、関東山地、南アルプス。 北アルプスのアップ。長野県側からあまり見えない岐阜側の高峰が見えているのが珍しいです。 引き返します。中央左が中岳、やや右の尖った峰が宝剣岳です。 帰りは時間短縮を狙って上級者コースを目指したのですが・・・ ここを登るのは無理そう・・・と思ったら、なんか急に怖くなってしまいました。 天上界から降りるのは名残惜しいですが・・・。 ロープウェイ駅に向かって降りていきます。登ってきた時と変わらず快晴で、素晴らしい景色!ラッキーでした。 午後3時頃、バイクのところまで戻ると当日予約の電話があったので(定休日でしたが)承って、 |
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という訳で、ラピュタは本当に有ったんだ!!と思わず叫びたくなるような体験をしてしまいました。皆さんも、未訪問でしたら是非訪れてみてください。 但し、悪天候では当然危険な山になります。それにロープウェイ代が高いので悪天候の日に行ったら勿体無いです。移動性高気圧に覆われて安定した好天が望める日や、太平洋高気圧が強大すぎてゲリラ豪雨すら起きそうにない日を狙うのが、いいと思います。 (注1)乗越浄土まででしたら好天なら軽いハイキング装備でも片道40分程で簡単に登れます。アルプス稜線上の素晴らしい景色は乗越浄土で十分味わえると思います。そこから先は、それなりの覚悟と登山装備が必要だと思います。 (注2)夏のお盆休みや3連休時は超混雑、早朝から並ばないとロープウェイに乗れなかったり、帰りのロープウェイ3時間待ちになることがあります。関東や東海など1日で来れる近県の人は、極力連休は避けて普通の平日か休日を狙いましょう。 (注3)春は6月下旬位までは雪が残り、冬山登山同様の装備技術が必要ですので一般人の登山は不可です。GWには行かないようにしましょう(登山エキスパート除く)。 (注4)天候が不安定な時は遭難する可能性が高くなりますので、避けるようにしましょう。ほぼ3000の山だけに、一旦天候急変すれば夏でも遭難死亡事故が起きます。1913年には、小学校の学校登山で台風起因の嵐により低体温症で子供達が沢山亡くなる痛ましい事故が起きています。映画にもなった有名な事件ですが、もし登山家を目指すなら(繰り返さない為に)知っておくべき事件でしょう。 (注5)空気が薄いので平地からいきなり登ると足が重くてキツイです。前日にロッジモーティブみたいな高所の宿に泊まって体を慣らすと楽ですw |
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