今月の風景

2014年10月29日(訪問日)

甘利山(あまりやま)

〜徒歩5分で見れる超大パノラマ〜

遊歩道を登って行くと、素晴らしいパノラマが!

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秋も深まった頃、山梨県は韮崎市の甘利山に登ってみました。
何かで見たハイキングガイドのコースタイムが結構長かったので見送っていたのですが、
歩いてみたら 富士山が見える展望台まで駐車場から5分程度、
山頂までも片道15分程度で、お気楽に登る事が出来ました。

アクセス路は1.5車線で長く急勾配ですが、まあまあ気持ち良く走れて、
(オフシーズンであれば)お勧め出来る場所だと思います。

↓では、どんな場所か、レポートしていきたいと思います↓

蓼科からビーナスライン→八ヶ岳エコーライン→鉢巻道路→八ヶ岳高原道路という定番のルートで小淵沢へ。道の駅小淵沢を左折し、踏切渡って右折、春に全線開通したばかりの甲斐駒ケ岳広域農道で韮崎へと向かいます。

小淵沢からループ橋を下る途中、正面に甲斐駒ケ岳が見えました。
広域農道を進んで行くと富士山が見えてきますが、午前中は逆光でイマイチ。ここから早朝は美しいシルエットが、夕方はビックリする程大きくくっきりと見える事が多いのですが・・・。

この農道の終点を左折すると韮崎市役所ですが、右折して県道12号線に上がります。
県道12号線を少し走ると、甘利山を示す青看板が出てきます。
この交差点を右折です。
グーグルマップではこちら。http://goo.gl/maps/48KKt
甘利山入口という交差点になります。
県道613号甘利山公園線。最初は、のどかな集落内を登っていきます。
途中から山道に。1.5車線ですが、中間地点位までは道幅も広めです。がら空きだったので結構楽しく走れました。(帰りは遅い車に引っかかってしまって、ブレーキ掛けっぱなしで疲れた)
急勾配のつづら折れながら、擁壁等もしっかりしていて、意外にお金の掛かった造りです。林道というよりは、観光道路として設計されているように見えます。
一応、甘利山は韮崎市内有数の観光スポットですので、それに相応しい設計になっているのかもしれません。
途中から狭くなってしまいますが、カーブミラーが完備されているのと、草刈り等がされているので、さほど走りにくくはなくはありません。但し、ひたすらクネクネとした急坂が続きます。地図から想像するよりは長い道程です。
かなり高い位置まで来たというのが写真からも分かると思います。

富士山も見えてきて、期待に胸が高まります。

更に高度を上げて・・・。素晴らしい高所感!下を見ると、ちょっと恐いくらいです。

カルデラ湖のような小さく青い湖が見えました。

登り始めてから40分ほど、実走行時間30分ほどで駐車場に到着しました。
ダートですが広い無料駐車場があります。ハイカーと富士山写真家には有名な山なので、オンシーズンの休日は満車になりそうです。
バイクを置いて、薄着になって(好天で風が無い時の山は歩くと暑い)、緩やかな登山道、というよりは遊歩道を歩いて行きます。革靴やブーツでも何とか歩ける程度。

5分ほど歩いて東屋がある広場に着くと・・・

おおっ!スゲー。超大パノラマ!まさに秋晴れならではの風景です!

デジ一の方は広角レンズしか持参しなかったので、ニコンの単3コンデジL610に持ち替えて富士山のアップ。

更にアップ!

景色としては東屋からの展望十分だったのですが、せっかくここまで来たので、山頂まで登ってみることにしました。道の方は多少急になりますが、遊歩道レベルです。
レンゲツツジ群落を抜けて山頂に向かいます。山頂は草原ですね。
山頂到着!お疲れ度としては0.4高見石程度でしょうか。10月末で朝は氷点下だったのでしょう、霜柱も少し残っていました。昼に近づいて気温は10℃位だと思いますが、それでも結構汗だくに。夏に登ると暑い山だと思います。
八ヶ岳や茅ヶ岳方面もある程度展望出来ます。

山頂からのパノラマ。素晴らしいですが、東屋からとそう大差はありません。
あまり歩きたくないという方は、徒歩5分の東屋からでも十分でしょう。
もっとも、結局はせっかく来たのだからと、山頂まで登ることになりそうですけど。

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なお、甘利山といえば、レンゲツツジのメッカ。
花のシーズンは大混雑で、渋滞したり、駐車場から車が溢れて凄いことになるという話も聞きます。
私的にはオフシーズンの静かな風景を堪能した方がいいんじゃないかと思います。
レンゲツツジというと梅雨の花ですし、通う人でないと富士山の展望は厳しいのではと。

(レンゲツツジだったら、空いてる八子ヶ峰の方が・・・)

で、やはりココは遠望が効かないと意味が無いと思うので、秋晴れの日が良いと思います。
10月末になると凍結の恐れが出てきますので、出来れば10月中旬辺りが狙い目ではないでしょうか。
あと、午前中は逆光気味なので、富士山を展望するなら11時以降でないと厳しいかと思います。

早朝朝焼けのシルエット、夕焼けに染まる富士山、甲府盆地の夜景を撮影しにくるカメラマンも多いようです。
結構、季節や時間を選ぶスポットかもしれません。
いいタイミングを狙うと、思いがけない景色に出会える場所でしょう。

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