ツーリングレポート

北上山地・鳥海・月山ツーリングPART3

〜相の沢・仙岩道路・出羽グリーン・鳥海山・月山〜

訪問日:2012年3月中旬  掲載日:2015年2月16日

県道212  

オープンソースの地図であるOSMを観察すると、
岩手山の西側に幻の県道を見ることが出来ます。県道212号線。
勿論、こんな道は存在しません。有ったら凄い有名観光道路になっているでしょう。
現実には、環境保護運動と経済低迷の影響で頓挫してしまったようです。勿体無い。
(正確には登山道として開通しています)

ただ、未着工残は2km程。峠辺りまで道は出来ていたらしいのです。

そこで、とりあえず行けるところまで、行ってみることにしました。
アップダウンとカーブを交えながら高度を上げていく道は快適で、素晴らしい風景が開ける予感がしたのですが・・・
もうちょっとで稜線に出るという所で、やはり通行止めでした。
終点は登山口となっていて、登山客の車が沢山停まっていました。歩いてまで登る気は無いのでUターン。
やむを得ず降りていきます。下の方でもこの展望ですから、完成していたなら、素晴らしい展望だったでしょう。
その後はR46で秋田県へと向かいました。
国道46号線、出羽グリーンロード  
国道46号線、1976年に開通した通称「仙岩道路」は秋田と盛岡を結ぶ、北東北最重要国道の一つです。それだけに道路構造はダイナミック。古いながらも長大トンネルと巨大橋梁で奥羽山脈を貫いて行きます。
最初通った時は、あまりの地形の険しさと、ダイナミックな道路構成に感嘆したものです。トラックが多い産業道路ですし、最近の基準に照らせば狭めのトンネルも時代遅れかもしれませんが、一度は通ってみたい道だと思います。
片側交互通行の信号待ちしたので停車したので谷底を覗くと、奥羽本線らしき線路が見えました。
出羽グリーンロードで南下していきます。山の中を行きますが、抜け道として使われているようで交通量はそこそこ。いかにも取締やってそうなのがネックでしょうか。前の2台を追い越したかったのですが、免許が大切なので自制。少し単調な道ですが、移動にはいいでしょう。
県道49小鳥峠等を調査しましたが、特筆すべき点はありませんでした。
鳥海山周辺  
鳥海山周辺には、快適な広域農道や県道が走っています。
いろいろ走ってみました。
仁賀保高原に向かう広域農道。
仁賀保高原。鳥海山は残念ながら霞んでいました。
鳥海グリーンライン。
グリーンラインから鳥海山を眺めます。霞んでいますが、カッコいい景色。
鳥海山麓によくある温水路。幅広の、浅い階段上の水路で雪解け水を温め、農業用水として使っています。
鳥海ブルーラインへ。
日本海をバックに登っていきます。天気が良いと爽快ですね!

トップの鉾立駐車場。
県道368号鳥海公園青沢線  
県道368号鳥海公園青沢線へ。冬季通行止めの看板は出ていたのですが、スミマセンもう6月半ばですしと、突破させて頂きました。本来は7月に来るべき所でしたが・・・。

急坂のタイトコーナーを無数に繰り返して登っていきます。

素晴らしい光景、素晴らしい道、素晴らしい走り応えにワクワクが止まりません。

日本最高峰の快走山岳路といっていいでしょう。素晴らし過ぎる!
こんな道があまり知られていないとは!

登るに連れて、まさかの雪!

重機で除雪しているのを見て引き返しました。6月半ばにして終点まで行けずじまい。鳥海山恐るべし。
Uターンして降りていきます。
月山  
R112旧道(正確には現道ですが)を走ってみたかったのですが、冬季通行止めでした。
仕方なく月山道路でショートカットして、弓張平から県道114で月山スキー場に登りました。

短い道ですが、結構高い位置まで登ります。

月山スキー場の駐車場に到着。
4月上旬から7月頃まで稼働するスキー場なだけに、昼間はスキーヤーで賑わっていたと思いますが、
夕方到着した時には誰もいませんでした。

不思議な場所でした。

夕刻が近づいてきます。
不思議で美しい風景に後ろ髪を引かれながら、帰りました。

(って、これからかよ・・・もうちょっと早く帰路につこうよ・・・)
八ヶ岳の女の神展望台到着は朝になってしまいました。
夜が空けていきます。
ということで、例によってひたすら走り回った東北ツーリングでした。
なお、天候の関係で写真写りは魚沼北部広域農道が一番良かったですが(確かに素晴らしい快走路なのですが)、
超絶凄い道は川井住田大規模林道や、鳥海公園青沢線の方です。一応念の為。

川井住田大規模林道+八戸川内大規模林道は、2009年に全通したことで、
魅力が格段にアップしたと思います。お勧めです。長くて走り応えもタップリですし。
ではまた次のツーリングでお会いしましょう!
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