ミニレポート訪問2006年9月12日〜14日 掲載10月2日

男鹿半島と竜飛岬2泊3日の駆け足ドライブ PART2

竜泊ライン
さて、いよいよやって来ました竜泊ライン。海と空の狭間を駈ける、日本有数のスペシャルステージの始まり始まり。
凄まじい急坂急カーブの連続だ。吼えろアルトDOHC12V660CC54PSエンジンの咆哮!ガー(笑)

軽のNAだから急坂で全然登らない・・・と思うでしょ?

実は車重がワゴンRより100kg近く軽いので、5MTを上手く使うと結構速い。まあ速い気がするだけで、実際には遅いのだがw、それもまたいい。

大海原を眺めつつ、山岳スカイラインを駆け上る。竜泊まりラインの本領発揮だ!
こんな道が他にあるだろうか?まさに超絶スカイライン!
尾根に出た。大海原を目指して突き進む。海の向こうには北海道も見える。
竜飛崎
岬に到着。実は岬の先端はレーダー基地に占領されてしまっている。
そこで、海辺に下りてみることにした。竜飛崎の駐車場(無料)左脇の階段を降りていく。
海辺までは5分ほど。
レーダー基地の崖下には、のどかな磯の風景が広がっていた。
海辺の遊歩道を歩いていく。やはり・・・誰も居ない。昔、お盆休みに訪れたときも誰も居なかったっけ。
竜飛岬の西海岸というのは、本当に何も無い。最果ての風景が続く。あるのは空と海と緑と・・・・・ゴミだけ。

本来は美しい場所なのだが、今回は大量の漂流物が打ち上げられていて、美観を損ねていた。だがそれも最果ての地らしい。

青函トンネル記念館
竜飛岬といえば青函トンネル記念館。ケーブルカーに乗り込んで・・・。(30分毎位に運行しています)
海面下140メートルへGO!先の見えない長〜いトンネルをどんどん下っていく。

冗談でなく、ホントに海の底に行っちゃうのだ。作り物でない本物のアトラクションが、ここには有る!

筆者は子供の頃に青函トンネル建設の物語とか読んでワクワクしちゃった方なので、こういう所に来ると感激もひとしお。
うふふ、いま私は海の下に居ます。

海底トンネル工事の大変さに思いを馳せる事が出来て、かつ海底下に居ることが感じられる空間把握能力がある人なら、興味深い感覚を得られると思う。

眺瞰台
青函トンネル記念館を後にし、再び竜泊ラインへ。
途中の眺瞰台にやって来た。
駐車場と展望台がある。
竜飛岬と北海道の展望が素晴らしい。
山を縫って、海へと降りていく。
帰路
帰りは行きと同じルートを辿ることにした。高速を使わずに南下するのであれば、やはり日本海沿いのR7,R8が一番早い。海沿いの道は交差点も信号も少なく、流れがスムーズだからだ。五能線とクロスしながら海沿いを南下。
行きと同じくR102を辿る。立派な道が続くが、やはりつまらない。道端をよく観察すると、至る所に旧道の跡がある。
思い切って、旧道とおぼしき道の一つに入ってみた。やっぱり・・・海沿いをアップダウンしながら走る素敵な道。通る車は僅か。
この風景見覚えある!思い出した、十数年前、この先の海辺で車中箔したっけ。

記憶の中の102号線は旧道になっていた。結局、海沿いを走るカーブの多い道はほとんど旧道化され、内陸側を通る立派な新道と入れ替わっているということのようだ。

白神山地の外れで日没を迎えた。あとはひたすら帰るだけ。
海沿いの国道7号線は流れがスムーズ。雨の中をひた走る。長距離トラックと絡むのは恐いので、前後挟まれたらコンビニで一休みたり仮眠をとったりして、タイミングを外してまた走る。道の駅あつみで3時間ほど就寝。早朝新潟を抜け、長岡で夜明けを迎える。
貧乏とは恐ろしい。新潟から高速乗るつもりだったのだが、何故か?調子良かったので高速に乗ることが出来ず、R17で三国峠越え。猿ヶ狭PAで力尽きて3時間ほど爆睡。

さすがに竜飛から千キロ走ってきて混雑した関東平野の下道縦断は辛いので、月夜野ICから高速に乗り所沢ICで降りる。

青森県まで往復して高速代2700円で済んだ。リーズナブルでホッ。

川崎到着は午後2時ごろ。自宅で一旦着替えた後、久々に小田急線に乗って買い物へ。

昨日の夕方迄青森に居たわけで、思ったより早く帰ってこれた。

1日目の蓼科出発は午前11時頃、3日目の川崎帰着は午後2時頃。2泊3日といっても、フルに3日という訳ではなく、結構余裕のあるスケジュール。しかも高速は帰りに2700円分使っただけ。竜飛も結構近いものです。まあ行き、帰りとも夜のR7のスムーズさに助けられていますが。

ただ、やはり北東北行くなら、もっと色々な所に行きたいというのが正直なところです。最近の地図をじっくりみたら、まだ自分が走ったことのない道、新設された道も結構発見しましたし。

ロッジが冬期休業に入ったら、じっくり周ってみたいと思います。どんな道なのか、どんな風景が見れるのか、今からワクワクしています。

 

home

LONG TOURING CLUB 1999-2006 Copyright MORITA All Rights Reserved