アルプス展望道路経由で白馬へ PART1

〜R143青木峠、アルプス展望道路経由で白馬まで、のんびり県道ツーリング〜
 
訪問日:2006年11月8日  掲載日12月2日


アルプス展望道路。アルプスを眺めながら気持ち良いツーリングが続く。

蓼科と白馬をのどかな道で結ぼう
蓼科と白馬は長野県有数のメジャー観光地です。通常蓼科から白馬へのルートというと、高速道路または、国道19号線経由、あるいはビーナスライン+アザレアライン経由になるでしょう。

でも、それでは普通すぎ。もっと山奥の交通量の少ない道を使いたい。のどかな田舎道をマイペースで走りたい。かといって狭路、酷道は避けたい。そう思いませんか!?

そんな訳で、今回のテーマは「山奥の、のんびりマイペースで走れる道を探そう」です。

車山肩にて  
11月8日の朝、あまりにも天気が良かったので、ビーナスラインを走って車山肩にやって来ました。
例によって、丘の上に登ってみると・・・
おおっ!北アルプスが冠雪しています。ちなみに眼下の台地が八島ヶ原、真ん中の山並みが鉢ブセ山、その奥が北アルプスとなります。

こんな景色を見たら、あそこまで行ってみたくなるのが人情ってものです。冬支度は後回しにして、白馬を目指すことにしました。

蓼科〜白馬へのルート  


一般的なルート

通常、蓼科から白馬までのルートというと、左地図のような4つが一般的でしょう。時間的には高速使用が早く、他の3つの下道を使うルートは似たようなものです。

まあ、やはり無難なのは長野道経由となってしまいますね。でも、それでは面白くない。


山間ルート案

そこで考えたのが、左地図のルート。距離は約150キロ程になります。

ちょっと道幅が狭目の、景色を眺めつつのんびり走るのが似合う道です。狭いと言っても酷道険道と呼べるほど狭くないのがこのコースのポイント。スピードを出す道ではないですので念のため。


いろいろ寄り道、実際のルート

上記ルートを走るつもりだったのですが、この日は天気が良かったので、さらにR142青木峠と風越峠に寄り道してしまいました。左地図が今回実際に走ったルートとなります。
塩田平  

地図左下がビーナスライン終点の美ヶ原です。ここから真っ直ぐ北上してR143まで行けると、ルート設計が非常に楽なんですが、残念ながら道が有りません。北上するには一旦平野に降りて、塩田平という盆地を突っ切らなければいけません。

塩田平は信州の鎌倉と呼ばれ、国宝の寺院も点在する古刹の宝庫です。観光するにはいい場所なんですが、通り抜けは結構面倒です。平井寺トンネルを出て北上しR143まで行くのが楽でしょう。

 

もし塩田平観光される場合は、前山寺(写真左)、安楽寺(写真右)がお勧めです。この2つは国宝の塔がありますが、無料の駐車場があるのでチョコッと寄り道しやすいですね。参拝は有料ですが安価。あとは善光寺と相対しているという北向観音が有名です。

R143青木峠  
塩田平を縦断してR143に出ました。ここからが今日の本題です。青木の集落を過ぎると一旦道は良くなり、山の中へ分け入っていきます。
右折すると県道12号線で麻績インター方面ヘ向かいます。実は国道143号線より県道12号線の方が道が良い。

お勧めは県道12号線(下の地図緑色のルート)で直接アルプス展望道路へ走りこむルートなのですが、今回は天気が良かったので、国道143号線の青木峠に寄り道してみることにしました。

実は国道143号線は長野県きっての過疎国道。青木峠付近は人家も皆無な為、平日はほとんど通行がなく酷道に近い狭路。といっても極端に狭いところは無く、自分は割と好きな道です。まあほとんど林道としての役割しか無い道ですので、丸太を満載したトラックの後ろにつくと最悪ですが・・。

休日は「国道」ということで狭路と知らずに入ってきてしまった観光の車が多い印象があります。

青木峠を越えた辺りから中途半端に視界が開けます。絶景という程ではありませんが・・・。
木々の間から北アルプスが見えました。いやー、いいですねー。
20分程で狭路(1.5車線)区間を通過すると、再び2車線舗装路に切り替わります。
風越峠  

R143とセットでお勧めしたいのが県道303号線風越峠です。写真看板を目印に左折し、本城方面へと向かいます。
最新の大判マップルでも狭路の様に描かれていますが、実際に走ってみると2車線の立派な道が虚空蔵山に向かって伸びています。

冬期通行を可能にする為か、スノーシェッドなども設けられていて、ずいぶん豪華な造りです。はっきし言って通行量も少なく、存在意義がいま一つな道ではありますが・・・。
峠は新しいトンネルで越えています。
道路改良記念の石碑がありました。延長5.6キロ、37億円か・・フムー。四賀と坂北という小さな村を結ぶ道ですが、通れないととうしても困る道という訳でもありません。。どちらの地区の人も、買い物なんかは別の道で松本へ出るでしょうし。
北アルプスが見えてきました。
トンネルを抜けて最初のカーブの先に小さな駐車スペースが有って、展望台になっています。(昔は東屋があったのですが、今は取り壊されて無くなってしまいました。)視界が利く日なら、なかなかの景色です。

でも、今日はもっと近くで見るのだ!という訳で、次はアルプス展望道路を目指します。

PART2へ続く

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