ミニレポート

妙義山ハイキング

〜妙義山は冬がいいかも?スリル満点鎖場を行く〜

訪問日:2009年1月2日 掲載日1月8日

お正月に妙義山を訪れてみました。実は親の実家が近くなので準地元なんですが、訪れるのは久しぶり。子供の頃に遊んで楽しかった(けど恐かったw)のを思い出して来てみました。

鼻貴展望花の丘  
1月2日早朝、川崎から蓼科へ向かいました。途中、高崎市内で鼻貴展望花の丘の看板を見て、寄ってみることにしました。

さほど標高は高くない地味な丘の上なのですが、訪れてみると赤城山、榛名山、浅間山、妙義山が一望の下。想像以上に開けた場所でした。

ヤフー地図

妙義山が荒々しい姿でそびえていたので、久々に向かってみることにしました。
妙義神社  
正月なので、まずは初詣です。妙義山には北側の白雲山に妙義神社、南側の金剛山に中之嶽神社、大国神社があります。

まずは北側の妙義神社から。駐車場は道の駅です。妙義は駐車場が全て無料なのがいいですね。

道の駅のすぐ上にあるのが、妙義美術館です。中に入ったことはありませんが・・・。

ヤフーマップ

ここからの妙義山の眺めはいいです。妙義で一箇所だけ寄るとしたら、ここが良いと思います。
妙義山麓を走る道は絶景ワインディングですが、ほぼ全てのコーナーに減速帯があります。凸凹が酷くて、実はあまり走りたい道ではありません。車が壊れそう・・・。
中之嶽神社  
南側の無料駐車場にやってきました。石門を巡る遊歩道はここから始まります。

今回の石門巡りは、中之嶽神社からスタートします。

石門群遊歩道  
初詣を済ませた後、いかにも関東の冬枯れた山の中の登山道を歩いていきます。不思議なことに、雪は全くありませんでした。

駐車場から35分ほど歩くと見晴台です。
グランドキャニオンもかくやという大迫力が素敵です。
さらに5分ほど歩くと第四石門です。
いよいよ鎖場にやってきました。一応足を載せる部分が穿ってありますが、部分的には垂直に近く、腕力勝負です。
天狗のひょうていですが・・・
何故かココだけ鎖の長さが足りません。普通の岩石なら良いのですが、何百年?にも渡って人が通ったあとは磨き上げられて滑ります。滑ったら確実に死ぬでしょう。

・・・びびってUターンしました(苦笑)

石門群をくぐりながら降りていきます。
その後も鎖が頼りです。スリル満点!

想像を超えた巨岩と石門が林立していました。まるで神々の住まいのような、そんな神々しささえ感じました。

しかし夏に来たときはそんなでもなかったような・・・?

今回大迫力に感じたのは、実は冬だったからかもしれません。もしこの場面で木々の葉が生い茂っていたら・・・岩山のかなりの部分が隠れてしまうでしょう。

一般に妙義山を訪れるなら桜、新緑、盛夏、紅葉の季節だと思いますが、実は晩秋や初冬こそ。妙義らしさが引き立つ季節なのかもしれません。

その後は長野県に向かいましたが、内山峠の群馬県側の地点で既に道はこんな状態でした。今回妙義山に雪は皆無でしたが、厳冬期は降雪もあると思いますし、一度降雪したら春まで融けないでしょう。

もし妙義山を訪れるなら、晩秋か桜の季節が狙い目かもしれません。

看板を撮影してみました。

今回歩いたルートです。中之嶽大駐車場→大国神社→中之嶽神社→見晴台→第四石門→大砲岩(の手前まで)→第三、第二石門→駐車場で、所要時間は2時間ほどでした。

車やバイクで走るだけでは少々物足りなさが残りがちな妙義エリアですが、ハイキングを加えると非常に充実感があります。スリル満点というよりは、少々危険な気がしますが(本来ヘルメットくらい装着した方が良さそう)。皆さんも機会があったら訪ねてみてください。但し岩場では慎重に!

   

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