草津温泉散策ガイド

12月の始め。心身共に疲れ切った私は草津へ癒しの旅に出ました。
温泉街というと一人旅のツーリストには場違いな気がして、あまり寄ることはないのですが、最近、草津温泉には何故かはまってしまい、頻繁に通い詰めています。
歴史有る有名温泉街にしては珍しく公共温泉が整備されていて、気兼ねなく利用することが出来るのが嬉しいですし、湯畑から西の河原公園まで湯煙を浴びながらの散策もなかなか風情があります。
という訳で、当HPとしては初めて温泉ガイドのページを作ってしまいました。

温泉街のご多分に漏れず、街中は道が狭くてごちゃごちゃしています。一応主要な道路と駐車場をまとめてみました。これ以外の道に車で進入するのは避けた方が無難だと思います。

大滝乃湯

まず最初に訪れたのが、大滝の湯。草津を代表する公共の温泉です。硫黄泉の白く濁った湯はいかにも効き目がありそう。白い湯は草津でも湯畑周辺の幾つかの旅館とここだけとか。西の河原よりは濃いけど当たりが柔らかい感じがして好きです。入浴料800円。P100台ですが、混雑していることが多いです。

西の河原公園第2駐車場

温泉街の中は狭く曲がりくねった道が多く、車で進入しても迷うばかり。ベルツ通りを抜け国道292草津道路に出て、国道沿いの無料駐車場に車を止めることにしました。

西の河原公園

駐車場から西の河原露天風呂までは、森の中の遊歩道を10分弱歩くことになります。湯冷めがすると嫌なので厚手のフリーズの上にウインドブレーカーを着込んで出発!しばらく歩くと何故か川から湯気が・・・

西の河原露天風呂

湯気の先には露天風呂がありました。男湯は丸見え。脱衣所は簡素で狭く、洗い場も有りませんが、プールの様に広い湯船にはびっくり。500uもあるそうです。湯船からは溢れた湯が滝のように流れ出していて豪快の一言につきます。

西の河原

辺り一面温泉が沸きまくってます。なかなか楽しい光景です。こんな散歩道なかなか有るものではありません。
子供、カップル、団体の爺さん婆さんまで、皆さん楽しそう。湯気に包まれて穏やかな時間が流れていました。

西の河原

西の河原を過ぎると片岡鶴太郎美術館がありました。いい感じの絵が展示されているのを横目で見ながら通り過ぎ、温泉街に入っていきます。古い落ち着いた町並みが散策にぴったり。

湯畑

草津名物の湯畑に到着。私は小学生の時に初めてこれを見て、いったい何が起きているのかと思いましたよ。夕方になるとライトアップされてきれいです。

白幡の湯

湯畑のすぐ脇に無料の共同湯があります。扉を開けると3畳ほどの小さな湯船が目の前にあってちょっとびっくり。皆さんびびってしまうのか意外に空いていました。カメラと貴重品は外のコインロッカーに預け、思い切って入ってみました。湯はとても熱くて入るのがやっと。でも濃い湯で効きそうです。

西の河原第2駐車場から湯畑まではのんびり歩いて30分ほど。変化があってなかなか楽しい散策路です。ゆったりとした時間と空間を草津で見つけることができました。

草津のもう一つの魅力は草津白根。草津から白根山の脇を抜け、標高2300mの渋峠を越えて志賀高原まで、志賀草津道路が走っています。最もスケールが大きく、かつ、残念ながら多分最も混んでる(大抵は観光バスの後ろを排ガスを浴びて走ることになったりする)スカイラインです。
空が近く感じる素晴らしい高所感が素敵。
草津温泉の公式ホームページはこちら

大滝の湯のページはこちら

民間の草津に関するHPはこちら

home


LONG TOURING CLUB 1999-2000 Copyright R.Morita All Rights Reserved.