今月の風景

照葉峡

2000年10月

いやー、こういう景色が見たかったんですよ。山並みを紅葉が埋め尽くすシーン!なんて、
そうそうあるものでは無いと思っていたんですが・・・
思わず絶句!山全体が紅葉で紅く染まっていました。

ここは、群馬県武尊山の北側、照葉峡に沿いに広がる奥利根水源の森です。
紅葉の名所ではありますが、全国的なレベルの知名度がある訳でも無いし、正直それ程期待はしていなかったのですが、予想に反して素晴らしい紅葉でした。

道路としては、県道63号水上片品線になります。水上から藤原湖、洞元湖を経由し、照葉峡を走り、坤六峠を越えて片品村の戸倉へ抜ける道です。標高900m〜1630mと標高差があるので、それぞれの高度で違った紅葉を楽しむことが出来ます。

見所の一つ目は、水と紅葉のコントラスト。
標高900m〜1400m位迄は渓谷沿いの紅葉を楽しむことが出来ます。

見所の二つ目は、山全体を埋め尽くす紅葉。1400m〜1630mまではこちらを楽しむことが出来ます。
もしかして水源の森ということで、保水力の高いブナなどの落葉広葉樹で整備しているのかな?

峠の頂上は標高1630m。
峠を越えても道は紅葉に囲まれて走ります。片品側の紅葉も見事です。

2000年10月15日の紅葉情報

 照葉峡の下の方の紅葉はまだまだ。中流で70%。照葉峡の上流が見頃。
坤六峠の頂上付近ではピークを少し過ぎていました。
 16日も帰りに通ったのですが、夜の冷え込みがきつかったせいか、一日で紅葉がだいぶ進行し、落ち葉が目立ったような気がしました。
 峠付近から眺める山全体の紅葉はピークを過ぎてしまっていますが、
でもでも、来週でも十分楽しめると思います。

 峠より水上側は西向きの斜面が多いので、紅葉を楽しむなら午後の方が良いでしょう。ただ、山の夕暮れは早いです。4時過ぎには暗くなってくると思ってください。

道路状況

 照葉峡沿いの道は1.5車線で、乗用車がスピードを落としてすれ違える程度の道幅ですが、中流より少し下に一部乗用車すれ違い不可の部分があります。
 15日PM4時頃にはは全く問題なく通れたのですが、16日PM2時頃にはすれ違いが上手く行かずに渋滞が1km近く出来ていました。私の後ろには小型バスがいましたが、残された道幅での通行は不可能に思えました。個人で1km近くに及ぶ渋滞の交通整理は困難です。んー、俺にはどうしたらいいか分からんぞ、というわけで、見捨てて帰ってきてしまった(^_^;)。彼らはどうしたんだろう?想像がつきません。

奥利根水源の森って?

インターネットで検索すると、今年この森で最近ブナを植えるイベントがあったと出てきました。ブナはとても保水力の高い森を形成するので、「水源の森」に植林しようよ、って事だったみたいです。
昔来たとき、峠付近は若木が多く植林されたばかりで景観は今一つだった様な記憶があります。
この森って「水源の森」にふさわしくなるように落葉広葉樹を植林して作られたもので、結果として紅葉がきれいになったのでは?などと勝手に想像してしまいました。
もともとこういう森だったのか?ちょっと調べてみようと思ってます。

2000年9月:龍飛崎

2000年8月:日本海

2000年7月:野反湖

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