ミニレポート 訪問日:2006.9.28 掲載2006.9.29

入笠山登山

〜南アルプスの北の前衛、花と展望の山へ〜

女の神展望台からの展望。 中央〜左の山脈が南アルプス、右端が中央アルプス。
写真ほぼ中央、バイクの燃料タンクの真上あたりが入笠山になります。

ロッジの窓から何時も遠くに見える山、それが入笠山です。南アルプスの北端にあり標高は1955メートル。何時も見ている割に、信州に引っ越してきてから登った事はありませんでした。

秋のある朝、山があまりに近く見えたので、登ってみることにしました。

林道入笠線

まずは林道入笠線で標高1800メートル位まで登ります。道幅1.5車線と走りやすさはマアマア。一見きれいな舗装に見えますが、排水溝が横切っていたりして結構ギャップがあるのでスピードは出せません。カーブを30キロ位で走っていてもギャップで跳ね飛ばされます。いかにも林道を舗装しましたといった感じの道です。切り立った崖っぷちを走るので高所感があり、視界はさほど開けませんが、散策気分で走るには気持ちいい道です。平日ということもあり、この日は対向車も数台程度と空いていました。

そういえば昔来た時はダートが残っていたはず。ここに来るのは20年ぶりですが、だいぶ印象が違いました。舗装されてきれいになっています。

途中、最高所となるところが開けていました。八ヶ岳の展望が凄いです。この場所の前後はちょっと路肩が広く車を止めることが出来て、ベンチも置いてあります。登山しない人は、ここを目的地にしてもいいと思います。

入笠山登山

山頂までは森の中を30分程歩きます。急斜面を真っ直ぐ登っていくので、けっこうきついです。

息も絶え絶えになった頃、視界がパッと開けました。
360度の展望!入笠山山頂に到着です。

山頂は小学生に占領されてしまっていました。
遠足かな?元気ですねー、賑やかー(苦笑)。

八ヶ岳を正面に眺めます。

伊那谷と木曽駒も展望出来ます。

富士山と甲斐駒も見えるはずですが、今日は雲の中でした。

花の百名山

入笠山は花の百名山です。まだ僅かですが花が咲いていました。入笠湿原も秋色。

この辺りは、魅力的な林道がいっぱいあります。VTRは多少のダートは大丈夫なので(というより、車体が傷むのさえ厭わないのなら本当は全然平気、軽くて体にフィットするバイクだから。ただ管理人は貧乏で壊れても修理代が出せないので走らないだけだったり)、杖突峠あたりまで走ってみたいと思ったのですが、どうもこの辺りは携帯の電波が入らない。ロッジ営業中にこれは不味いだろうということで、急いで街に降りることにしました。

夏のマイカー規制

さて、地図ですが富士見町のマイカー規制のものをお借りしました。実は入笠山はハイカーに人気のある山で、夏休み期間中はマイカー規制が入ります。規制中はバスか富士見パノラマスキー場のゴンドラリフトで登ることになります。

通常時期は地図のブルーのラインを走る事が出来て、登山道入口に十数台分の駐車場(無料)があります。駐車場から山頂までは30分です。

まあ高山植物ファンならともかく、わざわざ混雑している時に登るほどの山ではないですし、道もB級〜C級です。首都圏から近い山ですので、近くまで来た時に気軽に登ってみるのがいいと思います。時期は展望の山ですからやはり秋がいいと思います。多分、秋は花目当てのハイカーが少ないので空いてそうですし。

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