ミニレポート 掲載2006.11.12 姫川渓谷とR148旧道とヒスイ峡PART2 〜シリーズ R148糸魚川街道を行く その1〜 |
国道148号線 姫川渓谷 |
姫川温泉から下流の数キロメートルはスノーシエッドの連続となる。外の様子は見えるような、見えないような・・・普通に通過する分にはイマイチ判らない。
このシェッドの外はどうなっているのだろう? |
そこで、スノーシェッドの外に出てみた。
車だと出口が有っても気軽に外に出るという訳には行かない(Uターンするスペースが無ければ戻る時に危険だ)が、そのへんはバイクだと気楽である。 |
対岸には大糸線の古い廃スノーシェッドが残っていた。新線はその奥をトンネルで走っている模様。 |
古びたコンクリートが歴史を感じさせる。あと後何年かすれば緑に没してしまうのだろう。 |
こちらは恐らく現役のスノーシェッド。雪害に伴って増設されてきたのだろうか?継ぎ接ぎだらけで痛々しい。一種異様な光景である。
北陸新幹線が完成すると、大糸線はバス輸送への転換が噂されている。もし廃止されるとなれば、一大大糸線ブームが巻き起こるだろう。 |
県道483号線大峰峠 |
一旦国道を外れて、県道483号線で大峰峠を越えてみることにした。 最近再舗装された感じだが、元々地滑り地帯の為かひび割れが急速に進行中。あっという間に凸凹路になってしまいそうである。 |
カラー舗装が意味不明。予算が余ったのだろうか?お金が有ったら今後の補修費に回した方がいいと思うけど・・・。 |
峠付近は結構開けて開放的。道幅はほぼ1.5車線である。特にお勧めの道という程ではないが、思ったより悪くはない。 |
な、なんだあれ?
前方に巨大な岩塊が姿を現した。 |
明星山である。ロッククライミングで有名な山らしい。 |
明星山とヒスイ峡と高浪の池 |
峠を越えて暫らく進むと高浪の池の看板を発見。「日本のスイス、巨大魚が棲む神秘の湖」のフレーズに惹かれて訪れてみることにした。 日本のスイスとはまた、大きく出たなと思いつつ暫らく進むと・・・。 |
エメラルドグリーンの池と明星山が姿を見せた。カナーリ綺麗で個性的で、かつ迫力のある風景である。
・・・スイスとはちょっと違うとは思うが、そのフレーズに恥じないだけのスケールはありそう。結構、良いかも。 |
高浪の池は天然の池である。周囲には芝生が広がっていて、しかし、こんな綺麗に整備された公園があるとは・・・。キャンプ場もあって、居心地は良さそう。 |
巨魚伝説の池ということで、そのモニュメントが池のほとりに置かれていた。かなり異様だが・・・。 |
高浪の池を後にしてヒスイ峡を目指す。道が狭い。 |
明神山の岩壁が次第に近づいて来た。それにしてもデカイ! |
ヒスイ峡まで降りると、東屋や駐車場などが整備されていた。バイクを止め、少し渓谷を散歩。 |
渓流には誰も居なかった。これだけの山奥に一人だけというのはちょっと恐い気もする。 |
再びバイクに跨り、渓谷沿いの狭い道を下ると。明星山の大岩壁が近づいて来た。 |
知名度がさほど高くないと思われるこの観光地で、これほど迫力のある景色を見れたのは意外であった。
|
ただ、道が狭い。こんな道で対向車が来たら泣けるョ。4輪はすれ違い困難だし、バイクで谷側に寄ってもし立ちゴケしたら谷底へまっ逆さま・・・。 |
一応、糸魚川市では下記のようにお願いの看板を出しているが・・・ 「6月3日(土)〜11月12日(日)の土・日・祝日13:30〜15:00の時間帯は、定期観光バスが 文章が長くて地名なので判り難い。要は登り一方通行ということらしい。 しかしまあ、「お願い」ではなく、普通に土日祝日は一方通行「規制」した方がいいと思う。せっかくの観光地なのに、道が危なすぎる。 |
糸魚川 |
その後は親不知を目指したが、11月の日照は短い。まだ3時半なのに、すっかり日が傾いて夕方の気配。
ちなみに昔の春のツーレポでは松本を朝発って、白馬〜戸隠往復した上で、その日の内に糸魚川・上越・越後湯沢経由で川崎まで帰っている。4月と11月では、行動範囲が随分違ってくるなと改めて実感。 |
親不知の道の駅で夕暮れを迎えた。ここでUターン。まあ、久々に海が見れて良かった。 |
その後は糸魚川に戻り、ツーリングマップルでアクセス路として紹介されていた県道213号線などを調査するが、著しい狭路に失望。続く県道526は通行止め草ボウボウの廃道に近い状態で唖然。結局、宿に戻ったのは深夜となった。 |
という訳で、いかがだったでしょうかヒスイ峡。道が狭いのが難点ですが、知名度の割に意外性のある景色が広がっていました。高浪の池のキャンプ場も良さそうです。あまり期待しないで行くと、楽しめると思います。 |
LONG TOURING CLUB 1999-2006 Copyright MORITA(MOTIVE) All Rights Reserved.