ツーリングレポート

残雪の信州栄村ツーリング PART1

〜鳥甲牧場から苗場山を眺めてみよう!
秋山郷西岸、五宝木トンネル、大量残雪の野々海高原、柏崎海岸を行く日帰りツーリング〜

訪問日:2010年6月1日  掲載日:2010年6月14日

プロローグ

長野と新潟の県境に位置する秋山郷。R405の対岸の村道を走ります
国道と違って空いていて、高い位置を走るため展望もよく、
日本離れしたダイナミックな景色を見ることが出来ました

信州栄村の野々海高原です。6月に入って、まだこの雪量!信じられませんでした。

新潟県に入ろうと思っていたのですが、当然雪で通行止め。
冬の間、どんだけ雪が積もってたんだよ・・・と。

結局、新潟の柏崎の海岸まで行ってしまいました。
暑い位で、野々海とは季節が全然違う・・・。日本広い!

日本海に沈む夕日。帰りは激寒でした。

蓼科〜県道40〜上信越自動車道 東部湯の丸IC
定休日の火曜日朝7時50分蓼科出発、
AM8時50分、東部湯の丸ICから上信越道に入りました。
信州中野ICで降ります。ETC通勤割引で700円也。
6月平日朝の志賀高原R252はがら空き。巨大ループで旋回して登っていきます。
奥志賀林道へ  
奥志賀のホテルは夏は閉まっているところが多いです。施設を稼働させるのもお金がかかりますからね。今の時代大変そうです。
「奥志賀〜秋山方面 通行化」OKです。
気温は10℃。
奥志賀林道は1.5車線の舗装路、整備された走り易い観光路線です。周囲には日本有数のブナ林が広がります。新緑が眩しくて気持ちイイですね。
秋山林道(雑魚川林道)  
真っ直ぐ行くと野沢温泉ですが、途中で右折し秋山林道で秋山郷を目指すことにしました。

奥志賀林道ほどは整備されておらず、一部荒れてはいますが、秋山林道も乗用車がすれ違えるだけの道幅があり割と走り易い道です。

それにしてもカーブで止めてる車が多いこと・・・。

((注)マップルでは雑魚川林道と表記されていますが、栄村WEBや現地看板が秋山林道となっているため、今回は秋山林道と表記することにしました。)
谷あいの向こうに雪の壁が出現!

名物の雪渓もありました。
右下に広大な地溝帯みたいな地形が見えてきました。秋山郷です。メインストリートのR405は対岸を走っているのですが、国道は観光客が多くて一本道なのでイマイチ。
秋山郷西岸の村道  

そこで今回は村道を走ってみることにしました。
中津川を挟んでR405の対岸を走る村道は意外にも整っており、幅員も1.5車線を確保、無名の道の割には走り易い道でした。そして・・・
景色が良い!ずっと高台を走るので見晴らしも抜群です。
雪害対策のためか意外に整備が進んでいますね。といっても落石だらけなのでSSや超重量級バイクだとしんどいかも。VTRやセローなど軽量バイクにはピッタリな道だと思います。

ちょっと日本離れした景色だと思います。
天気予報がイマイチだったため、今回はコンデジしか持参しませんでした。
こんな良い景色が見れるなら、一眼レフ持ってくれば良かった・・・。
空いていていい道でしたね。
五宝木トンネル  
国道117号、北野天満温泉方面に向かいます。
二車線の綺麗な道が出現。カーブを重ねてグングン標高を上げていきます。
五宝木トンネルに突入。秋山郷と外界を結ぶ、あまり知られていない第三のルートです。通ったことある人そう多くはないのでは?
長大トンネルです。険しいR405が寸断されてしまったときのバックアップルートとして建設された道だと思います。
ほとんど交通量が無いので中で撮影してみました。誰も居ないのに照明点っているのが勿体無い・・・
トンネルを抜け五宝木集落へと降りていきます。知られざる山間の地です。
(追記:2011年の栄村大震災で崩落通行止めです。/2014年6月現在)
http://www.vill.sakae.nagano.jp/koutsu/koutsu.html
鳥甲牧場
今回のツーリングの目的の一つは、鳥甲牧場から苗場山を眺めてみようというものです。苗場山とはあの苗場スキー場の苗場です。トンネルを出て数百メートル進んだところでこの交差点を右折
1.2車線の森の中の狭く荒れ気味の舗装路を登っていくと突然視界が開けました。

鳥甲牧場です。こんな山の上に開けた牧場があるなんて!
(いやまあ計算通りなんですが)
恐らく大量積雪で潰れてしまった厩舎。冬は積雪が多すぎて入れず、無人となる場所です。

牧場営業してるのかなと、ちょっと心配になって辺りを見回すと・・・
苗場山をバックに、ちゃんとトラクターが動いてました。
(観光牧場ではないので観光施設は全くないです。ただ苗場山と牧場の景色が見えるだけ。)
(追記:牧場としては廃止され、耕作地への変換を計っているそうです)
苗場山の上には広大な山頂湿原が広がっています。いつか登ってみたいです。
PART2へ続きます

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