ミニレポート

若狭湾ミニツーリング PART2

〜北陸本線跡を辿って敦賀へ。三方五湖、エンゼルラインを走る〜

訪問日:2010年10月5日  掲載日:2010年10月21日

敦賀  
氣比神宮にやって来ました。越前の国一之宮、古代から交通の要所に位置した由緒ある神社です。
しかし何故メーテル?
重文の一の鳥居。
本来とてもとても格式の高い神社ですが、本殿は戦災で消失したあと再建されたとのことで、新しいものでした。うーん。
気比の松原
気比の松原から33号線で敦賀半島を半周しました。
若狭梅街道(広域農道)〜三方五湖〜常神半島  
国道27号線は敦賀〜小浜〜舞鶴を繋ぐ幹線国道ですが、交通量多め、市街地も多くて、昔からあまり通りたくない道です。右折して若狭広域農道、愛称「若狭梅街道」に入ります。
若狭に来たら是非とも三方五湖レインボーラインを走りたいところですが・・・

通行料金が非常にお高いので今回はパス。昔走った記憶によれば湖と海を見下ろす絶景パノラマ山岳道路です。皆さんには是非お薦め。(ていうかやっぱり若狭湾はレインボーラインとエンゼルラインに尽きると思う。)
代わりにタダで行ける常神半島に向かってみました。
県道216は海沿いの漁村を繋いで走る道でした。結構曲がりくねった道です。
道幅は2〜1.5車線。レインボーラインやエンゼルラインのような超絶ダイナミックな道ではありませんが、海の眺めが綺麗な道です。
ただ、車道は漁港の一角で終わってしまいます。岬の先端まで行けないのが少々残念。
エンゼルライン  
さて、いよいよエンゼルラインです。有料道路時代は高額すぎて走ってないので、今回が初体験となります。
あの山の頂きまで登りますよ!
通行料金1600円位と非常に高価な有料道路でしたが、H14より無料化されています。
急ピッチで高度を上げていきます。線形も良くて気持ちイイワインディングロードです。
標高は619m足らずですが、意外に高所感があって景色も良いです。

山頂の大駐車場から。
今回のツーリングではダントツにいい道、いい景色でした。
海沿い山岳道路というのはやっぱり良いものです。青森の竜泊ラインなどとも共通する爽快さがありますね。
但し、エンゼルラインの建設は古く、舗装は一部荒れ始めています。県道化されてしまいましたし、あと数年すると結構荒れてしまうかもしれません。行くなら2,3年以内が良いのでは。
天橋立へ  
今回の主目的は無料化されたエンゼルラインです。一応目的は果たしたので帰ろうかと思っていたのですが、そういえば天橋立は今まで何度も近くを通ったものの、降りてじっくり見たことがありません。

舞鶴自動車道が無料実験中ということもあり、せっかくなので天橋立に向かってみることにしました。
舞鶴自動車はほとんど対面通行なんですね。本来、名神高速・中国道のバックアップルートとして位置づけられるべき道ですが・・・酷いなぁ。ここは大阪圏を回避しつつ東西日本を繋ぐ重要ルートとして整備すべきだと思います。
無料区間ギリの舞鶴東IC下車、あとはR27を走りましたが、小浜市内とか、いつもながら混んでいてウンザリ。
途中で山の中にエスケープしました。
部分的にいい道はあるのですが、このあたり狭路があったり都市に入ったりして、今ひとつ繋げて行き難い傾向。
天橋立付近にて  
天橋立にやって来ました。右側に松並木が既に見えていますが・・・駐車料金600円の看板林立に興ざめ。
思い出した!今まで寄らなかったのは駐車料が高かったからだったのでした。
という訳で今回も素通り。
(二輪料金は200円位だと思うが表示が見つからなかった)
対岸も訪れてみたのですが、やはり駐車場の呼び込みを敬遠して素通り。(両岸ともケーブルカーで高台に上がる事が出来ます。余裕ある人は是非乗ってみてください。)
上から眺められそうな県道は一般車通行止めになっていて、つまりケーブルカーに乗らないと山には登れない仕組みとなっています。
籠神社  
ここまで来て何処にも寄らないのは何なので、
というか今回の目標でもあるのですが、籠神社を訪れてみました。
なんか境内含めて俗っぽくってビックリしたのですが、、さすがに拝殿と本殿周りだけは圧倒的な雰囲気があります。

籠神社は丹後の国一之宮、元伊勢の一つで、
伊勢神宮外宮に祀られる豊受大神が元々居たところとされています。

ここが元伊勢、しかも豊受大神が居たところとさるのは、
若狭湾が恐らく大陸の文化、鉄器などを取り入れる為の
大和朝廷の重要拠点だったことと関係があるのだと思います。
丹後縦貫林道と展望台  
ここまで来て天橋立を見ないのも何なので、丹後縦貫林道大内線沿いの展望台に上がってみることにしました。
ターゲットは板列展望台、大内峠憩いの広場、大内峠一字観公園の三箇所です。
やって来ました丹後縦貫林道大内線ですが・・・
通行止めが多くてマトモに走れませんでした。
改良された良い区間もあるのですが、狭路や通行止め区間も混在しているようです。遠方から来るほどの所ではありませんが、近所にあったらいいなって感じの道だと思います。

一字観公園。天橋立からは遠く、標高は低いのですが、視界が広いのがいいですね。
大内峠の広場です。遠い。
板列展望台です。まだ遠いですねー。
やはりケーブルカーに乗らないと天橋立を間近に眺める事は出来ないみたいです。
最後に、ツーリングマップルで「ここからの天橋立は絶景」と書いてある旧栗田トンネルを訪れてみました。トンネルが登録文化財なのは素晴らしいのですが、天橋立は見えません・・・。
トンネルを抜けて暫く下ると天橋立が見えてきますが・・・
これで絶景は無いよなぁー・・・。マップルさん頑張れ。もっと頑張れ!
あとは帰るだけ
ETC着けてたら高速深夜割引使って一気に帰ったと思うのですが、現在故障中・・・。
仕方なく、まずは下道を走ります。無料実験中の舞鶴若狭自動車道終点の小浜西ICを出たところで夕焼け。
若狭梅街道→R27→R303→R161と走って琵琶湖へ出ました。滋賀県なのに気温10℃。あまりの寒さにコメリに駆けこんで使い捨てカイロ10個198円買ってシャツに貼りまくります。暖かくなったところで再スタート。
そこから琵琶湖の北側を通ってR365→坂津東部広域農道で関ヶ原へ。名古屋圏下道通過はシンドイので関ヶ原IC〜恵那ICまで高速使用2100円也。

夜のR19はやっぱりトラック街道で交通量が多かったので敬遠。R257で一旦南下してから北上することにしました。深夜のR257は快走路だったものの、R418の上矢作〜平谷が峠のトンネルを除けば想像を絶する極狭路で驚愕。狸とか狐とか出まくりで化かされそうな感じ。平谷からはR153、飯田からはフルーツラインで帰りました。
やはり名古屋〜飯田は猿投グリンロード→R153の方が早そうです。

帰宅はAM1時過ぎで、結局24時間以内には帰りつけませんでしたorz。
ETCが無いと高速使用が制限されるので遠距離はキツイですねー。

ETC車載器は先日再入手しましたので、次は高速千円で行ってみたいと思います。

なお若狭湾の旅のまとめですが、やはりエンゼルラインとレインボーラインに尽きるかなと。バイク乗りなら駐車料金より道路代にお金を使うべきと思いました。

では次の旅でお会いしましょう。

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