ツーリングレポート

南伊豆マイナーロードツーリング PART2

〜田牛(とうじ)の龍宮窟(二穴)・タライ岬散策、弓ヶ浜、走雲峡ライン、あいあい岬〜

訪問日:2011年2月上旬(日曜日)  掲載日:2011年2月8日

県道121蛇石峠
伊豆半島の西岸沿いにR136を南下していきます。黄金崎や堂ヶ島など西伊豆の主力観光地が集積してる場所ですが、そういうのはファミリー層にまかせて蛇石峠にトライしてみることにしました。
県道121号蛇石峠。狭いB級ロードですが、思ったより走り易かったです。
道幅は1.4〜1.5車線程度。対向車には十分注意が必要ですが、変化に富んで個人的には気に入りました。
南伊豆にやってきました。写真は日野交差点脇の菜の花畑。
田牛の竜宮公園 竜宮窟  
そういえば美人読者のHさんから雰囲気が良いという話を聞いた気がして、田牛(とうじ)の竜宮公園を訪問してみました。駐車場無料なので気楽に寄ることが出来ます(夏は有料、それ以外は無料とのこと)

竜宮公園駐車場の場所(グーグルマップ)
龍宮窟というのがあります。入ってみましょう。
怪しげな階段を降りていきます。いったいこの先になにが!?
洞窟?海食洞でしょうか?

おおっ、空が見える。何だここ。

クレーターのような穴に海水が出入りしています。
なんというか、紅の豚で主人公が飛行艇を隠していたのと同じような地形の場所でした。
こういう地形ってあるんですね。
これであと女子と飛行艇が有れば、貴方は豚です。じゃなくてヒーローです。なんのこっちゃ。

上を見上げると空が・・・変な景色・・・
写真では表現しにくいのですが、不思議な場所でした。
最近人気が出てきたらしいですが、今回は10分ほど滞在して、家族連れ一組が入ってきただけでした。
上の縁に登って見下ろしてみました。縁は5分程で一周出来ます。
反対側は海です。

海がきれいでした。変な地形と、きれいな海が両方楽しめるのでお得な場所だと思います。
左下に見えるのは有名なサンドスキー場ですね。行ってみましょう。
入口は駐車場の脇にありました。
写真奥に写ってる穴に登ろうとしたのですが、靴が砂にめり込んで全然進めません。実は登るだけでも結構大変なのでした。もし遊ぶなら、それなりの覚悟で
(てか砂だらけになるのでライダー姿で遊ぶのは止めたほうがいいと思います。ハイカットでも靴の中に砂が入る)
タライ岬ハイキングコース  
観光パンフの写真が綺麗だったのと、難破船が見えると公式WEBにあったのと、グーグルマップで見る分には駐車場から近そうに見えたので、田牛一の景勝地とされるタライ岬方面に向かってみました。
田牛海水浴場を過ぎると道は1車線に狭くなります。
素掘りのトンネルを抜け、車道終点の広いアスファルトの駐車場にバイクを止め、あとは歩きでタライ岬に向かいます。
タライ岬までは40分ほどの道程でした。冬でも鬱蒼と生い茂る常緑樹・美しい椿のトンネル・きれいな海と磯部の道。遊歩道は綺麗に整備されていて、ハイキングコースとしては極上!ハイキング好きの人は是非歩いてみてください。
しかし、コースが長すぎて、ツーリングのついでに寄るところではないと思いました。

てことで、ここはハイキングマニアには超おすすめの場所ですが、LTC的といいいますが、普通のライダーにはおすすめし難い場所だと思います。ちょっと時間かかりすぎて一般的にはタイムパフォーマンスが低いかなと。
実はタライ岬ハイキングコースで一番景色が良かったのは、駐車場から3分ほどの、この最初に視界が開ける場所からの景色でしたw、1時間も歩いちゃったけどwww

ちなみに難破船があるとされる場所を通ったのですが発見出来ず。(数年前に撤去されたそうです)
さて、国道に戻りましょう。行きは西側の日野交差点側から細い道を来たのですが、帰りは東側の吉佐美大浜方面に出ることにしました。こちらは国道まで二車線快走路。田牛〜吉佐美大浜は短いですが海沿いの綺麗な道でした。
国道136との交差点。田牛に向かう場合はこの田牛漁港の青看が目印となります。
グーグルマップ
弓ヶ浜  
弓ヶ浜にやってきました。
弓ヶ浜のグーグルマップ
夏の海水浴シーズンは混雑しますし、駐車場も有料になってしまいますが、それ以外のシーズンは広々として良いところだと思います。
弓ヶ浜の「みなと湯」に入ってみました。

場所は県道沿いのアーチが目印。ほぼ銭湯で300円と安く(但し石鹸はなし)、泉質もしょっぱい系のいいお湯でした。
但し脱衣所など狭目なので、入るなら空いてる昼時限定だと思います。夕方や夏休みなどの混雑時は下賀茂温泉の銀の湯会館etcの広い温泉に行ったほうがいいでしょう。
走雲峡ライン  
R136を西に向かい、下賀茂温泉を過ぎた辺り、走雲峡ラインの標識がありました。どんな道なんでしょう?
コンクリート舗装の凸凹道でした。道幅はそこそこありますが、サスペンションの振動テスト路みたいな道なんで、さほど快走は出来ません。
これが走雲峡のようです。ミニ層雲峡って感じでしょうか・・・。

まあ交通量は少ないので、たまにはこんな道もいいかも。(グーグルマップ走雲峡
奥石廊崎のあいあい岬とゆうすげ公園  
海沿いの県道16に出ました。交通量少なめで風光明媚、伊豆では最も良い道の一つです。

伊豆最南端となる石廊崎は歩かないと先端まで行けないので回避、道沿いの「あいあい岬」を訪問してみることにしました。
天気が悪くなってきてしまいましたが、駐車場から絶景を望めるのがいいですね。
お手軽なのでおすすめです。駐車場も無料ですし。
(グーグルマップあいあい岬)
さて、振り返ると丘の上に展望台が見えました。行ってみましょう。
300メートルほど戻って駐車場にバイクを停め、遊歩道を登っていきます。

2分ほどで丘の上に出ました。
なるほど、これがアウトバックで行く日本の旅さんのサイトで良く見るゆうすげ公園か!
高所感とパノラマ感があって良い眺めです。お手軽なので、これはお勧めです。
この日は春霞状態でしたが、好天ならもっといい景色が見れると思います。

グーグルマップゆうすげ公園P

こあじ亭訪問  
リンク先(こあじの伊豆ツーリング情報)のこあじさんがお店を出されたそうなので、訪問してみました。
猪肉どん980円を頂きました。これがびっくり、猪がこんなに美味しいとは。鹿より全然美味いそうです。猪肉は流通には乗らないとか。ご馳走様でした。
マーガレットライン〜西岸北上〜帰路へ  
タライ岬ハイキングで1時間ほど費やしたのと、こあじさんと長話をしたこともあって、夕方になってしまいました。南伊豆って遠いので、日帰りだと本当はハイキングしたり、温泉浸かる時間は無いんですよね。
R136マーガレットライン南伊豆〜松崎町は、伊豆の海岸道路としては最も風光明媚、かつ線形として楽しい道だと思います。ただ、大抵は車列に連なって走るだけなんですが・・・
驚いたことに、松崎市街の直前までクリアラップ、前後とも車が居ませんでした。あり得ない・・・。
別にかっとぶ訳ではありませんが、前に車が居ないだけでも視界が開けて、景色が綺麗で楽しいです。ウヒョー。
まあ道が空いてたのは、観光客の皆さんが引き上げた後でガラガラだったということだと思います。言い方を変えると、自分が遅くまで残りすぎ(苦笑)
てことで夜になってしまいました。ガーン。さすがに堂ヶ島〜土肥あたりは車が多めで市街地はノロノロ運転。土肥でほとんどの車は船原トンネル方面に曲がってしまったので、そこから先は空いてました。
寂しい漁村の夜景を眺めながら沼津まで走りました。県道17はここ十年位でだいぶ改良が進んで、割と快適な道になっていました。まあ、まだ狭い区間も多く、長い長い道ですが。

いつも混んでる沼津市内のR414ですが、県道17ががら空きだったにも関わらず、やっぱり混んでました。時速10キロ位ののろのろ運転。

沼津からは最初箱根を目指したのですが、さすがに厳寒期の夜8時過ぎの箱根はヤバいかと思ってUターン、沼津ICから東名に乗り、千円高速で帰路につきました。横浜ICで降りて1050円也。

東名は意外にもガラ空きでした。何しろ海老名SAでバイクを一台しか見かけませんでしたし。冬の日曜は日没が早くて早めに帰る人が多いのと、現在千円高速のおかげで通勤時間帯割引による交通集中が無いのと、日曜夜はトラックが少なくなる為に空いていたのだと思います。

・・・・・

個人的な印象ですが、伊豆の美点は東京から近いことと、冬でも走れることだと思います(温かい日なら)。弱点は混雑が多いことですが、今回のように冬にマイナーな道を選ぶと、渋滞も無くて結構いいなぁと思いました。
関東近郊の方は小春日和や、春先の暖かい日を狙って、おでかけしてみるといいかもしれません。

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