ミニレポート

有峰林道が快走路化?PART2

〜晩秋の高山大山林道と有峰林道。冠雪の薬師岳を眺めながら〜

訪問日:2013年11月6日  掲載日:2013年11月7日

有峰林道へ

山之村を過ぎて更に北上、有峰を目指します。
見えている稜線上が岐阜と富山県の県境になるわけですが、
超豪雪地帯かつ風衝地帯のせいか、高い木が生えず、
亜高山帯植生の様相を呈しているようです。ちょっと珍しい風景ですね。

峠は飛越トンネルで通過してしまいます。
これ、トンネルでなく峠道で県境を超えていたら、
更に凄い絶景スカイラインが作れたと思います。

トンネルを出たところで有峰湖と薬師岳が見えたのですが、止まるところがなく残念。
すぐに料金所が見えてきました。自動二輪300円を払って通過。

有峰湖を眼下に見ながら下っていきます。
どうやら自分が訪れなかった数年間の間に再舗装したようで、
路面も綺麗で、非常に快適に走ることが出来ました。

有峰湖の湖畔に降りてきたところで道は2車線から1.5車線に変わります。
あくまで舗装林道なので路面状態等に注意する必要はありますが、
道幅もさほど狭くなく、概ね快適に走る事ができます。

なによりブナ林が綺麗です。

大多和峠に寄り道。

薬師岳を真正面から。左側には立山連峰が少し見えているようです。
あの向こう側には黒部川が流れていて、
薬師岳山頂から一気に険しい黒部渓谷へと落ち込んでいく訳ですが、
こちら側の斜面は非常に穏やかに見えますね。

有峰湖の湖岸から薬師岳を望みます。

有峰湖展望台から有峰湖。

メインルートである小見線で立山方面に降りていきます。
ちなみにサブルートである小口川線はマップルに幅広快走路と記してありますが、
実際には断崖絶壁の極狭路で、たまに転落事故あるけど見つからないという
代物ですので注意してください。今回は通行止めでした。

ガードレールが無いけど気持ちのいいワインディングが続きます。

新しいトンネルが次々と完成して、快走路に変わっています。

古い道の痕跡があちこちに見えます。昔はこんな道だったんですね。

但し、まだ3箇所ほど?改良工事中でした。

片側通行規制で停車して谷底を覗くと・・・こわっ!
快走路ですがワンミスで死ねますね。ゆっくり慎重に走りましょう。

改良前の区間も少し残っています
道路の右側には積雪期用の小さな歩道が設置されています。
中部電力の冬の間の保守用として設置されているようです。

6年ぶりの有峰林道だったのですが、改良工事は思ったより進んでいて、
8割方快走路に変貌を遂げていました。
高山大山林道から有峰林道まで合わせて
日本有数スカイラインに成長したと言っていいのではないかと思います。

しかし、よくこんな断崖絶壁に道を付けたものです。

帰りは新川広域農道で朝日の泊まで走りましたが、半分は産業道路ですね。
結構時間が掛かります。どちらかというと北陸道推奨です。

いつも親不知を通っていたので、今回は趣向を変えて
県道115〜林道橋立上路線・太平峠〜県道155を通りました。

夕方薄暗くなってしまってあまり写真が撮れませんでしたが、
かなりダイナミックな景色が広がっていて良かったです。
道も近年改良された様子で、もちろん1.5車線舗装林道なので路面状態に要注意ではありますが、
道幅も極端に狭くはなく、意外なほど走りやすくなっていました。
次は晴れた昼間に走ってみたいと思います。

参考:古いレポ、称名滝等を掲載

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