中国地方ツーリング その4

〜大山・三瓶山・宮島・錦帯橋・秋吉台・角島〜 訪問日:2005年11月12〜17日  掲載日1月10日

角島  
秋吉台で雨上がりを待っていたのだが、一向に止む気配がない。雨をついてバイクで走り出し、次の目的地である角島へ向かった。
幸いにも角島は暖かかった。雨も降っていない。橋の袂にテントを設営し、夜明けを待つ。
島までの距離は2キロ、海上を渡る角島大橋を走ってみる。海を渡る風が心地いい。ついつい珍しくてアホみたいに往復してしまった(笑)
角島は、小じんまりとした美しい島だった。ちなみに、岬の駐車場は有料。自分は通過しました。
まるで南国の様な青い海に、爽やかな海風が吹き抜ける。春〜夏なら、更に鮮やかな海の色を見ることが出来るだろう。
 

日本海沿いの国道191号線は北長門ブルーラインと呼ばれている。意外に海が見える箇所は少なく、交通量の多さもあって、少し期待はずれ。

まあ長門〜萩〜益田といった中規模都市の都市間交通を担っているのだから、それなりに交通量があるのは当たり前か。

さて、次にやって来たのは萩の松蔭神社である。今回の旅で、松下村塾だけは見ておきたかったのだ。

境内を歩いていると、木造の小さくて質素な建物が目に入ってきた。松下村塾だ。

こんな小さな!こんな質素な建物から!松蔭は日本を変える人物を輩出していったのか!思わず目頭が熱くなる。

この建物は、少し傾いでいたりして一見みすぼらしいけど、でも、日本史上、他のどんな立派な建物よりも重要な、誇らしい建物だと思う。
冬の到来と共に  
さて、出来ればもっとゆっくり観光していきたかったのだが、冬の到来がそれを許さなかった。天気予報によれば、明日の茅野の最低気温は-4度、ということは蓼科では-8度位になるだろう。

寒さで凍結したら水道管やボイラーが破裂してしまう・・・。洒落にならん(汗)

R191  
急いで長野へ戻ることにした。R191で東へ向かう。益田からは内陸に入り、広島を目指す。
山間を走るR191は、変化に富んだ2車線の山道で、いいツーリングコースだった。沿線には三段峡などの名勝もあるのだが、今回は残念ながら通過。
帰路へ  
戸河内ICから中国自動車道に乗る。この日は寒風すさまじく、耐え切れずにSA毎に休憩を繰り返して、名古屋ICを通過したのが夜中の1時。行きと逆のコースを辿り、治部坂峠の気温は-4度。夜明けの茅野市街も-4度(泣)。

凍えながら蓼科に駆け上がり、暖房を入れた。気温は-8度。蛇口を捻ると・・・お湯が出ない。凍結箇所を探し当て、ドライヤーで水道管を暖める。1時間後、お湯が出たときはホッとしました。

☆☆☆☆☆

さて、中国地方の旅ですが、なかなか良かったです。東北や九州に比べれば少々小粒かもしれませんが、見知らぬ道を走り、見知らぬ土地を旅する面白さは、十分味わうことが出来ました。

ただ、山陰は広いです、一度に回るには広過ぎだと思います。今回は3泊6日の旅でしたが、行きたいと思っていて行けなかった所が随分ありました。出来れば大山〜松江〜出雲〜三瓶エリア、広島〜山口〜萩エリア、姫路〜吉備〜しまなみエリアの3回に分けて、それぞれを重点的に回った方が、充実した旅が出来るのではないかと思います。

今回はスケジュールの都合上、晩秋になってしまいましたが、訪れるなら春〜夏の方が天気に恵まれていい旅になるでしょう。特に春夏の日本海は、とても美しいです。太平洋と違って日中に順光で見れますからね。夕日も海に沈んでいくし。兵庫〜鳥取の日本海沿いの道なんか、結構好きです。

では、次の旅でお会いしましょう!

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