今月の風景

2006年7月

毛無峠

〜そこにしかない風景〜

群馬県と長野県の県境。木が全く生えていない笹原の峠を、風が吹き抜けていきます。他のどことも似ていない不思議な風景です。

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ダケカンバの森を抜けると、突然視界が開けて、荒涼とした草原が広がりました。

雲が目の前を流れていきます。

見上げると、産業革命の遺構が寂しげにそびえていました。この先にある、今は無き小串鉱山の索道の跡です。最盛期には沢山の黄色いダイヤが峠を越えていったのでしょう。

県境で舗装は途切れてしまいました。残念、この先は立ち入り禁止。嬬恋の盆地も浅間山もすぐそこにあるのに・・・。

この先に進んでみたい。そう思わせる雰囲気のある道が続いていました。

(実際、この先には最盛期に数千人が住んでいたという小串鉱山の跡があります。当時の絵をみると、大規模な街があったことが判ります。今はもうほとんど跡形もありませんが・・・)

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詳細については、ツーリングレポートでご報告したいと思います。

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