九州ツーリング PART3

〜目指せ開聞岳の巻〜 訪問日:2006年3月2日〜9日  掲載日3月26日

指宿スカイライン  

川崎を発って4日目、 九州を走り始めて実質2日目、指宿スカイラインへと向かった。最初は高速道路のような道だが、途中からコーナーが続く急登のワインディングとなる。

この日は日曜日だったのだが、やはり有料ということが効いているのか、車もバイクも少なく、気分よく走ることが出来た。生活車やトラックが居ないのがいい。濃厚な緑をかき分けて進んでいく。
尾根筋を走るので、眺望も素晴らしく良い。3月の指宿スカイラインは想像を上回る爽快な道だった。
後半戦は丘陵をゆったり駈けるハイウェイ。
存分に走った後、開聞岳が見えてきた!
開聞岳  
やった!開聞岳だ!。とうとう南端まで来た。

開聞岳の麓には菜の花が咲き乱れていた。力強い春が、辺りに満ちていた。

とりあえず開聞岳を一周、写真でよく見るトンネルをくぐる。不思議なトンネルだが、バイクと車がすれ違えないほど狭く、対向車が来たら非常に困る道だ。幸いハーレー一台とすれ違ったのみ。
トンネルをくぐると、海が見えてきた。
南国らしい道が続く。
指宿 二月田温泉 殿様湯  
指宿というと砂蒸し温泉が有名だ。だが、千円は自分には高杉。街の共同浴場に行ってみるが定休日。そこで、殿様湯を訪ねてみた。

殿様湯は島津家が利用していた由緒ある温泉だ。今は250円という庶民的な共同湯となっている。

入口には飲泉所が設けられ、泉質の良さをアピール。入っても微褐色の湯は非常に気持ちのいいものであった。共同湯ファンには是非お勧めしたい。
が、いかんせん建物が老朽化し、一般の観光客向きとは言い難い。屋根が低く、湯殿的構造にしてないことが問題を大きくしているようだ。

出来れば市営にして建物を一新し、指宿観光のシンボル的存在にした方が良いと思うが・・・。泉質、歴史的価値、知名度と、シンボルとなり得るポテンシャルがあるだけに、少し勿体無い気がする。

指宿〜池田湖  
殿様湯から西に走ると、県道247で池田湖に登る事が出来る。杉木立の中のタイトコーナーを登っていく。
と、パッと視界が開けて、池田湖と開聞岳のパノラマが眼前に広がった。
この県道247は通常の観光ルートから外れているようで、日曜日なのに交通量はごく僅か。楽しく走れて、景色も良い。短いけどお勧め。

ちなみに、池田湖というと大ウナギが有名だけど、つまらなかったです。

指宿スカイライン〜知覧  
再び指宿スカイラインに戻り、北上することにした。
頴娃(えい)ICで降りて、知覧へ向かった。この道が快走路でGOOD!
武家屋敷で有名な知覧の町を訪ねて見た。街の入口の3箇所に料金所が設けられていて、500円で庭園見学が出来るらしい。ただ、自分にはどうも入り辛くて、ちらっと覗いただけ。
高尾野、高野山キャンプ場  

キャンプ地を探しつつ北上を続けるが、この季節は閉鎖されていたり、余りにも寂しかったりで良い所が見付からない。日が暮れてしまったので、結局、出水市の高野山公園キャンプ場にテントを張ることにした。営業は夏季だけだが、ロケーションが良く安価でおすすめのキャンプ場である。

10分程走って「高尾野温泉センターもみじ」に入浴。近くのスーパーに寄って買出し。惣菜や弁当が豊富で良い買い物が出来た。地方の地場スーパー巡りは結構楽しい。

 

 

翌日は雨で一日停滞。出発は翌々日となった。

 

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