ツーリングレポート

富士山周辺を巡る

〜PART1 三国峠〜山中湖〜滝沢林道〜紅葉台〜湯之奥猪之頭林道〜下部温泉〜
 
訪問日:2007年11月12日頃  掲載日12月16日


三国峠パノラマ台から眺める富士山と山中湖
一眼レフを忘れたので、カメラを傾けて広がりを表現してみました。

さて、筆者は川崎と蓼科を頻繁に往復しているのですが、時々富士山周辺に寄り道します。丁度川崎と蓼科の中間地点ですからね。今回は何回か寄り道したときの様子を、まとめてレポしたいと思います。交通手段はアルトだったりVTR250だったりいろいろです。

明神峠&三国峠越え  
11月12日朝8時、横浜青葉ICを出発、東名で西へと向かいます。今回の相棒はアルト君。

大井松田ICで降りてR246に入る心積もりだったのですが、正面にどーんとそびえる富士山に見とれて、降り忘れてしまいました・・・。

御殿場ICで降りてR246を逆戻り。富士スピードウェイの脇を抜けて、県道730号山中湖小山線で三国峠を目指します。

最初は普通の2車線ワインディングですが、登るにつれて・・・
後ろにひっくり返りそうな急勾配に。標識では13%。アルトだと1速入れないと登りません。

んー、この勾配は非常識すぎ。全国的に見ても、2車線舗装路にしてこんな連続急勾配は見たことないです。やはりこの近くの県道150(須走口)と並んで、日本で最も急峻な道だと思います。

暫く登って、振り返れば箱根。
眼下に富士スピードウェイが見えます。低い峠ですが、意外にハードです。

昔は道幅狭い険道で、マップルにもその記述が残っていますが、現在はオール2車線化されています。凄くお勧めという訳ではないですが、その風景といい、勾配といい、日本でも特異な道と言えるでしょう。

三国山は、その名の通り静岡県・神奈川県・山梨県を分ける山です。県道730号線は県境を走るわけですが、神奈川県内を通るのは明神峠〜三国峠間の1キロ程だけ。県内の集落からは遠く離れてるし、神奈川県よく整備したなぁ・・・。
峠を越えると視界がパッとひらけ、富士山がニョキっと姿を現しました。空気が澄んで、凄い絶景です。

11月中旬にして、既に霜が降りていました。徐行して降りて行きます。

端正な富士山。

ここからの景色は、やっぱり良いです。平日は交通量も少ないですし。
休日はカメラマンの大砲の大群がチョット難ですけどね。普通の観光客も来るわけですし・・・

山中湖からの富士山  
山中湖を周回します。
山中湖は無料の駐車場が何カ所もあって、気軽に停めて風景を楽しめるのがいいですね。
滝沢林道  
富士スバルラインは素晴らしいのですが、"お高い"のと何回か訪問済みなこともあって、今回は隣の滝沢林道に登ってみることにしました。

R138から富士浅間神社の脇を入り、山頂目指して登っていきます。車線幅1.5車線弱の普通の舗装林道。やはり日陰に若干凍結箇所あり。

まあ道としての爽快感はさほど無いですけど、
(爽快感はスバルラインの1/10位かな)
時々正面に山頂を望む事が出来るのがいいです。

3合目(標高二千メートル)位から山頂を撮影。重量感ある富士山を捉える事が出来ました。

4合目(2100メートル)でゲートが閉じていたので、Uターン。舗装路ですが、オフ車の方が楽しい道でしょう。
その後は林道富士線、鳴沢線などをのんびり探索しました。

富士山の西側に回り込みたかったのですが、ゲートが閉まっていたりして、大室山のラインがどうしても越せませんでした。オフ車なら、どこかルートがあるのかもしれません。

(・・・と、ここは一コマで終わってしまいますが、実はこの日一番時間をかけています。山中ほとんど人影もなく、ちょい寂しかったですが、楽しかったです)

紅葉台  
結局一旦R139に降りて、久々に紅葉台に登ってみることにしました。

紅葉台は、富士山を見渡す有名展望台ですが、相変わらず"あり得ない程の荒れっぷり"なのが不思議です。30cmくらいは凹凸がありそうなほど・・・。

意外に皆さん車で登ってきています。無茶するなー。

オイルパン割りそうなのと、ぬかるんでいることが多いので、オンロードバイクだったら下の駐車場に停めて東海自然歩道を登った方がいいと思います。ちなみに徒歩で登った事もありますが、所用20分位だったかな?急な階段状で、かなりハード。

百円奮発wして、展望台に登ってみました。逆光なのが弱点ですが、樹海を見下ろす感じはやっぱり良いです。
個人的には、この場所は夕方が好みです。

漆黒の闇に包まれていく青木ヶ原樹海、輝き出す星、残照に照らされる冠雪のコントラストが印象的だったり。

今日は夕刻まで待ってられないので、ここで立ち去ります。

県道71号線  
県道71号線で朝霧高原へ回り、
Aコープ富士ヶ嶺店で一休み。いやあの私はコンビニよりスーパーに好んで入る人なので・・・。飲料とか安いし、あんパンとか見切り品もあるし。

とはいえ、店の前にはウッディな観光用トイレも整備されているし、ソフトクリームはおいしいし、なによりお洒落じゃないし(笑)、男の一人旅なんかで休息するには良い店です。

 

店の前からの景色がGOODです。

ちなみに店前の交差点から富士山側に向かうと旧ガリバー王国(旧旧サティアン)、R139側や南側に向かうと広大な牧場風景が広がります(PART2で後述)。Aコープは朝霧高原のランドマークとして役に立ちます。

湯之奥猪之頭林道  
さて、たまには変わった道をということで、林道湯之奥猪之頭線にやってきました。「熊出没中、一般車の進入はご遠慮下さい」ということですが、静岡県のHPでは「日本一眺望のいい林道」って宣伝してるし、まあいいかと進んでいきます。
富士山をバックに登っていきます。道幅は1.2〜1.4車線程。林道なのでカーブミラーも最小限。あまり走りやすい道とは言えません。
見下ろすと、うひゃー凄い断崖絶壁です。よくこんな所に道作ったなー。
峠はトンネルで貫いています。

トンネル手前の橋の上からの展望が凄いです。

湯之奥猪之頭トンネルの中から撮影。
トンネルをくぐって、甲斐の国下部温泉へと降りていきます。この道の経路がやっぱり凄くハード。

山並みの深さが印象的です。

このあと、有名な下部温泉の温泉会館に入浴してみたのですが、循環かかってイマイチでした。てかその時は源泉と思しきバルブが閉じてたし・・・。

さて、長くなってしまったので、ページを分けたいと思います。続きはPART2で。

HOME

LONG TOURING CLUB 1999-2007 Copyright MORITA/LODGE MOTIVE All Rights Reserved.