ツーリングレポート

富士山周辺を巡る PART2

〜PART2 本栖湖、白糸の滝、防火林道、R469、朝霧高原
 
訪問日:2007年11月〜12月  掲載日12月17日

蓼科にて  
11月下旬、北八ヶ岳の山腹、
標高1700メートルに位置するモーティブにも、雪の季節がやって来ました。
今年は冬の訪れが早く、二日に一回は雪が舞っています。これ以上バイクを置いておくと、雪に閉じこめられてしまうでしょう。この雪が溶けたら、出発しなければ・・・。
R300  
11月24日、VTR250と山を降りることにしました。

直接川崎に向かってもつまらないので、富士山経由です。ビーナスライン→エコーライン→鉢巻道路→七岩里街道→山梨ウエスタンライン→R52と乗り継いで南下し、下部からR300を登ります。

トンネルを抜けると、本栖湖と富士山が出迎えてくれました。
絶景なんですが、残念!少し霞んでしまっています。

快晴の時の写真はこちらにあります。同じ晴れでも、天候で見え方が全然違ってきますね。

本栖湖の回りを一周してみましたが、1.5車線の普通な道でした。結構距離長いです。新緑の時なんかは綺麗かも。
今回はR139で富士山の西側を南下しました。元有料道路なだけに道も景色も良いのですが、トラック街道なのが難かな。
天気イマイチですねー。この後、富士山は雲に隠れてしまいました。

白糸の滝  
富士スカイラインで五合目を目指そうと思っていたのですが、雲の中なので予定を変更し、白糸の滝に向かうことにしました。

市の駐車場はオートバイ100円、乗用車500円でした。オートバイはいいですけど、乗用車で1人だったら一寸高いかな。

駐車場から滝まで、おみやげ屋さんが並んでいますが・・・。日本一の山のメイン観光地がこれか・・・。
駐車場の近くにあるのが音止めの滝です。落差25メートル、水量が多くて結構迫力があります。
白糸の滝までは徒歩5分ほど。大勢の観光客で賑わっていました。
落差20m、幅200m。なかなか良い所です。
ただ、せっかくの滝のすぐ脇にコンクリート建造物が建っていたり・・・。景観に配慮していないあたりが、旧世代の観光地といった感じがします。

これで360度森が取り囲んでいたら、あるいは那智の滝みたいに神社があったら、相当いいはず。

正直言って信州の観光地と比べると、てか比べ物にならない位、グレードが低いような・・・。

とはいえ、滝は良いです。気にいりました。
酷道と言われたR469の今は・・・  
R469は富士山の南麓を周回する国道です。位置的には観光路線として活躍しても良さそうなものですが・・・。筆者は十数年前に静岡に住んでいたのですが、その頃は暗くて細い道が延々と続く、とんでもない酷道でした。

数年ぶりに訪問してみると・・・
やはり、とても国道には見えません→。

 

薄暗い狭路は、そのまま残っていました。まだ改良していないのか・・・。
と思いつつ、5分程進んだら改良区間が始まりました。現在延伸工事中で、富士宮〜御殿場間の二車線化完了も間近なようです。

2車線化が完了すると酷道では無くなってしまいますが、今度はトラックがバンバン通る物流街道化してしまうと思われます。でもまあ国道1号線走るよりはいいかな?

 

R469の東側は、残念ながら交通量が飛躍的に増えます。エバーグリーンライン合流後は左折して御殿場へのショートカットルートを進んだ方が、土日の渋滞も少な目です。

ショートカットルートは演習場の中を走ります。展望は良いのですが、駐車場や展望台が無いのが残念です。

 

富士山スカイラインは雲の中・・・  

日が替わって、12月初めのある日、再び富士山を訪れました。御殿場から富士山スカイラインを登っていきます。前方に巨大な山体が見えていますが・・・

雪雲の中に突入してしまいました。路面は凍結気味。まだこの辺りの標高は低いのですが、富士の山麓は天気が変わりやすいです。冬季はスタッドレスタイヤが必要でしょう、
二合目水ヶ塚PAまで登って来ました。本来ならドーンと山頂が見えるはずですが、雲に覆われて見えず残念。
新5合目までの登山区間も11月末で通行止めになっていました。雪雲の上にでれるかと思ったのですが、残念!

なお夏はマイカー規制が入ります。
詳細は富士宮市のHPをご覧下さい。

防火林道  
ちょっと変わった道をということで、防火林道を走ってみました。
防火林道には、これといった展望所や駐車場が無いのが残念ですが、道端からは富士山が良くみえます。

・・・のハズなんですが、やはり雲に覆われていました。来年はリベンジしたいと思います。実は、富士山スカイラインの写真ってLTCで未掲載なんですよねー。

この防火林道、ちょっと変わった道です。
驚いたことに抜け道として利用する大型トラックが居ますが、数年後R469の改良が進めば居なくなるはず。交通量が少ない割には立派な道です。

富士山麓の良い場所を走っているのですから、静岡県は観光開発に活用したら良いのではないでしょうか。

朝霧高原にて  
西に進んで白糸の滝まで降り、R139で北上して、道の駅朝霧高原で一休み。ここまで来たら富士山が見えてきました。
道の駅の庭より。
静岡と山梨の県境で右折、閑寂な牧場地帯を走ります。
PART1で紹介したAコープのある交差点に出ました。
4車線の立派な道を直進すると、元ガリバー王国です。
上九一色村が村の再生を願い、オウムのサティアン群の跡地に開いたテーマパークでしたが、4年ほどで閉鎖してしまいました。
その上九一色村も、2006年に北部は甲府市と、南部は富士河口湖街との合弁が成立し、地図上から消えてしまいました。4車線の立派な道は、歴史に翻弄された上九一色村の名残です。
富士五湖巡り  
湖を巡りつつ、帰路につくことにしました。
おなじみ本栖湖からのショット。
精進湖では、湖畔の砂浜に車で降りることが出来ました。雲がちょっと残念です。
冒頭にとりあげた三国峠パノラマ台からの富士山と山中湖。
明神峠を越えて、富士エリアを離脱。小山へと降りていきます。
富士山は天気や場所によって、いろいろな表情を見せてくれます。富士山一周はなかなか良いものです。

今回は富士山のメインディッシュである「富士山スカイライン」「富士スバルライン」以外のスポットを巡りました。次回は快晴の日に富士山スカイラインを目指したいと思います。

☆☆☆

追記:先月は氷結・風穴も訪れたのですが、データー入りカメラを蓼科に置き忘れてしまいました。入手次第、このページに追加したいと思います。 

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