ツーリングレポート

嬬恋〜志賀〜奥志賀林道ツーリング PART2

訪問日:2008年6月 掲載日:2008年9月26日

嬬恋パノラマラインからの眺め。日本離れした雄大な風景がひろがる。

   
鳥居峠からR144を下って嬬恋パノラマラインに入る。久々に通ったら展望台が出来ていた。
どんな景色が望めるのだろう?階段を登っていくと・・

浅間山を正面に望むことが出来た。

まあ、道端から見える景色と大差ないので、わざわざバイクを停めて見るほどではないと思うが、休憩ポイントとして使えるだろう。

パノラマライン山岳区間に突入。相変わらずの楽しい道だ。
今回初めて途中で分岐する北ルート?(仮称)にも寄ってみた。ほとんど交通量は無いが、立派な急勾配ワインディングロードが暫く続く。
終点では視界が開け、開放的な台地が拡がった。昔の鉱山の集落跡に広大なグラウンドや大きな建物が並ぶ・・・

が、人の気配が無い。大東文化大のセミナーハウスがあったのだが、後で調べたら今年で廃止とのこと。

人里離れた別天地は、森に還っていくのだろうか・・・。

草津〜志賀草津道路〜志賀高原  
志賀草津道路を登っていく。相変わらずの凄い眺め。
草原は茶色混じりの黄緑色。6月ながら、まだ春浅いことを感じさせる。
渋峠へ向けて快走!梅雨の晴れ間なので道も空いている。(お盆や紅葉シーズンの連休は首都高並に混むのでご注意ください)
見下ろすと、志賀高原は新緑に覆われていた。

地形的にはちょっとカールっぽい感じにも見えないこともない気がするが、活発な火山活動によって山が形成され、噴出物によって谷が埋められ、志賀高原が出来たらしい。

奥志賀林道  
奥志賀林道へと入っていく。新緑真っ盛り。
道幅は1.5車線。極端に狭い部分は無く、舗装林道としては走り易い。

カヤの平に寄り道。この広場の奥には遊歩道が整備され、
日本有数のブナ林を散策することが出来る。(以前のカヤノ平のレポ

出来れば散策したいところだが日が傾いてきた。先を急ごう。

昔はもっと見通しが良かったので快走路的性格があったが、以前に比べると草木が生長して、見通しの悪いカーブが増えてきた。

緑をかき分けトコトコ時間をかけて走る場所へと、道の性格も変わってきたようだ。

だいぶ走ったところで、右側に視界が開けた。

絶景也。写真中央やや右よりに見えるのが鳥甲牧場、その右側が鳥甲山の一部、右奥が苗場山、フラットな部分が、有名な苗場山山頂湿原だろうか。あの山脈の一部を、長大な林道栄線五宝木トンネルが貫いているはず。あの場所に行ってみたい・・・と思っていたのだが時間切れ。次の課題としよう。

右へ行くと奥志賀林道の続き、左折すると野沢温泉へと降りる道だ。

右折した先の道程はとても長いのと、奥志賀林道の美味しいところはここまでなので、個人的には野沢温泉へ降りる道をお勧めする。

左折すると、ほどなく絶景ポイントが現れる。眼下には野沢温泉が見える。

野沢温泉スキー場の中を下っていく。
国道292号線 志賀草津道路 渋峠越え  
R403を経由して渋峠まで戻ってきた。時刻は夕方。
渋峠の気温は10℃。平野部の昼間は30℃近くあり、自分ですら昼間はメッシュジャケットで走っていたのだが、さすが標高2172メートル!

管理人は奥志賀林道走行時点で防寒ウェアーを着込んでいたので大丈夫だったが、都会から来るライダーで昼間30℃になる日に10℃に耐えられるウェアーを用意している人って、ほとんど居ないのではないだろうか・・・という意味で、この時間帯の志賀草津道路の走行は強く否定しておきたい。ツーリング中に風邪ひくと辛いだけだし。

月明かりが雲海を照らしている。

・・・なんて幻想的なんだろう。

闇夜に、草津白根山と雲海が白く浮かび上がる。スゲェ、これ現世か?www

ちょっとデジカメの感度を上げてみる。

istDL2の感度を上げると手持ち撮影でも、ここまで再現出来る。

ハイマツの緑まで再現出来るのにはびっくり。

草津の街は雲海の中だった。雲の中へと降りていく。

雲海に突入!

 

ただキリの中に入っていくだけですが・・・。

草津温泉  
草津温泉の中核、湯畑にやってきた。バイクは白幡の湯の前に停めた。(町営の有料駐車場も夜間は料金所の人が居なくなるので使えると思う)

夜中だというのに、すごい人出。

夜中の賑わいといっても、草津の場合は、いかがわしい感じではない。家族連れで足湯に浸かったり。
湯畑の周りをのんびり散歩したり。
普通、夜の温泉街というと、なんとなく危ないような、いかがわしいような雰囲気が漂っていたりしがちだが、草津の中心部である湯畑にはそれが無い。

楽しげで健康的な雰囲気が、草津温泉街の素敵な所だと思う。

湯畑の側にある白幡の湯に浸かる。夜間走行で凍えた体が溶けていく・・・気持ちいい!

ただし、白幡の湯は、人間が入浴可能な温度とは思えない凄まじい熱さが普通である。冷えた体で浴槽の中でじっとして「ぬるい湯バリア」を作ったから入れたが。

普通の人は、大滝の湯がお勧めである。

後は来た道を帰るだけ。東御市で夜10時閉店間際のスーパーマツヤに滑り込みセーフで買い物を済ます。スズラン峠からは星が綺麗に見えた。pm11時ロッジ帰着。

スタートがam11:30だったので、帰着が夜遅くになってしまった。出来れば野沢温泉か木島平付近で一泊すると、さらに色々見所を回れて、より充実した楽しい旅になったと思う。

PART1 / PART2

HOME

LONG TOURING CLUB 1999-2008 Copyright MORITA/LODGE MOTIVE All Rights Reserved.