ツーリングレポート

笹谷峠、蔵王ツーリング PART1

笹谷峠、西蔵王高原ライン、蔵王エコーライン、蔵王ハイライン、蔵王お釜、鳩峰峠を行く

訪問日:2008年10月21日 掲載日:2008年11月10日

国道286号線笹谷峠。登るにつれ、意外にも視界が開けてきた。
どちらかというと「国道」というよりは「酷道」の部類に入るだろうが、この道いいかも!

蔵王のお釜。なんて異様な風景・・・。

蔵王温泉露天風呂。硫黄泉の濃い名湯。

最後に訪れた国道399号線鳩待峠。古びた標識が秋風に揺れていた。

★★★

一年の期間限定で?ETC深夜割引が50%に拡大されたこともあり、日帰りながら、久々に東北道に長距離砲を打ってみることにした。目的地は蔵王周辺だ。

東北道を北上  
深夜蓼科を出発、上信越道→高崎JCT→北関東自動車道→太田桐生IC→国道50号→東北道佐野藤岡ICというルートで東北道入り。

写真は佐野SA。ここで一息ついて、あとは空いている深夜の東北道を淡々と走る。

国見IC→国道4号→国道457号と走り、日の出と共に遠刈田温泉入り。巨大こけしが迎えてくれた。冬ジャケだが、ちょっと寒い。

遠刈田温泉街に入ってすぐ、立派な日帰り温泉施設があった。

神の湯 300円 AM5:30〜AM6:45 AM9〜PM10:45

こんな早朝でもやっているとは!よっぽど入っていこうかと思ったのだが、山上で湯冷めしそうなので断念。

蔵王エコーラインを登っていくと・・・

「凍結の恐れがあるため10月20日より当分の間夜間通行止め」

エェェェー、ビーナスラインだって、まだ全然大丈夫なにに・・・。

とりあえず登ってみることにした。紅葉がきれい。
途中、滝見台からの景色。
駒草平駐車場の先でゲートが閉まっていた。ガッカリ。

Uターンして県道255号を走ってみるが、狭く平凡な山道。国道457を経由して、国道286号笹谷峠に向かう。

国道286号線 笹谷峠  
実は、今回の旅の主目的はこのR286笹谷峠の踏破だったりする。

奥羽山脈を挟んで隣り合う仙台市と山形市を結びつける唯一の峠が笹谷峠。山形では最古の峠とも言われる重要な峠だ。

ところが、笹谷峠には普通の、つまり物流等に耐える二車線舗装路の国道が存在しないのだ。

その代わりにあるのが、1〜1.5車線の狭い国道と、山形高速。この二つしか選択肢が無いのが珍しい。

しかも国道は1994年から2002年までの8年間、土砂災害で通行止めだった。自分も東北旅行の際に2回ほど高速に誘導されてガッカリしたことがある。

つまり今回はそのリベンジ。(十年以上ずっと通りたいと思っていたのだが、機会がなかった)

笹谷インターの入口まで来た。車がどんどん高速道路へ吸い込まれていく。
一方、国道へ向かう車は皆無。

峠越えする唯一の国道なのに・・・。

正面には奥羽山脈が立ちはだかる。あの稜線まで登るのか・・・。結構高いぞ!レッツーゴー!
すぐに道は狭くなってしまった。

さきほど見えた高い稜線とも相まって、険しい道のりを覚悟したのだが・・・。

意外にも道は走り易かった。

確かに狭路なのだが、広めに作れる場所は出来るだけ広めに造られているので、万一対向車が突っ込んできても逃げ場がある。

狭路ながら割と楽しく走る事が出来た。

登るにつれて視界も開けてきた。紅葉も素晴らしく綺麗。

この道もしかして掘り出し物の良路では!

なにこの景色、この開放感!

景色が良いと、つづら折れ連続の長い道も短く感じるものだ。あっという間に峠に到着。

なにこの峠?!凄い開放感なんですけど・・・。

森林限界を超えたような、高山帯の風景の中に、斉藤茂吉の句碑が立っていた。

この日は霞がかかっていて遠望が効かなかったが、快晴なら月山まで見通せるらしい。

峠の頂にこんな風景が拡がっているとは・・・、想像もしてなかったョ。ビックリ。

ホントは散策したかったのだが、残念ながら日帰りなので時間が無い。山形側へと下っていく。
下りもヘアピン連続の急坂が続くが、見通しが良く、対向車が確認しやすいので走り易い。
関沢ICから先は2車線の普通の国道になる。右折すると、広域農道経由で山寺(立石寺)に行くことが出来る。
山寺はスルー  
せっかく近くまで来たので、山寺の前までやってきた。

しかし、山寺の街中は駐車場500円の看板が林立。とにかく看板だらけ。休日は客引きも凄いらしい。二輪の料金は表示されておらず、言い値なのだろうか?

どうもこういう雰囲気は苦手。しかも入ってみないと料金分からないのはもっと苦手。

どうせ駅前なので、いつか電車で来ることにして、山寺はスルーすることにした。

さて、次はいよいよ蔵王です。PART2  

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