ツーリングレポート

しまなみ海道ツーリング PART2

〜瀬戸内の6島(+2島)全部を巡ってみる〜

訪問日:2009年2月上旬 掲載日:2009年2月12日

尾道  
朝、しまなみ海道スタート地点の尾道へ向かいました。

千光寺近くの高台から尾道水道を見下ろす事ができました。川みたいに見えているのが海です。本州と島が凄く近いですね。

国道2号線を走っていると、本州と一番近い島「向島」を結ぶ橋が見えてきました。手前が平成11年に開通した西瀬戸道(通称しまなみ海道)の新尾道大橋、奥が昭和43年開通の尾道大橋です。川のように見えているのが尾道水道(瀬戸内海)です。

手前の西瀬戸道は250円ですが、奥にある尾道大橋は50円で渡れます。

一番目の島 向島  
今回のツーリングの目標は、しまなみ海道が結ぶ6島全部を一周してみようというものです。その上で、面白い所をピックアップしていけたらなという思惑。

ハッキリ言って面白くなさそうでしたが、向島も一周してみることにしました。

←北側は島の中という感じがしません。尾道の市街地の一部といった印象。

県道377号向島循環線で島を回ります。海は見えるものの、北側と東側は住宅地の中を通り、極めてフツーです。ここは通らなくていい場所だと思います。
南岸〜西岸の1/4周くらいは、因島大橋を見上げる景色の良い快走ワインディングで、良かったです。
赤い橋で結ばれた隣の岩小島にも渡ってみましたが、海水浴場が美しいものの、道も狭く一周は時間がかかります。絶対見ておきたい島ではないでしょう。
島の対岸には造船ドックが所狭しと並んでいました。ほとんど空でしたが・・・。

この後6島を回ってつくづく思ったのは、しまなみ海道は造船海道であるということ、つまり造船を中心とした二次産業で栄えている島々だということでした。1970年代前半までの繁栄はもの凄かったのではないでしょうか。(70年代後半から造船不況に突入している)

訪れる前は、柑橘類に代表される農業と漁業だけの島々だと思っていました。自分の見識の無さを再認識させられました。

さて、向島で特筆すべき場所は、高見山です。向島IC付近から1.5車線の山岳道路を登っていくと・・・

海沿いの道は既に飽きていたので、この山道が結構楽しかったです。

山頂は広いウッドデッキと展望台。

予想を遙かに超えた、素晴らしい風景が広がりました。
いや、来る前は、しまなみ海道周辺って、もっと平ぺったい景色しか見られない
と思っていたのものですから・・・。もしかして、しまなみって結構凄い!?

とはいえ土曜日昼間なのに、高見山山頂には
自分と地元のフォーサイト乗りの方の二人しか居ませんでした。
まだあまり知られていない場所のようです。オススメ!


一番目の島 向島のまとめ

高見山の展望が素晴らしい。頂上まで1.5車線の舗装路が通じている。周遊道路は因島大橋付近のみ良い。他はほとんど市街地、工業地帯なので走らなくていいと思う。

お勧め:西海岸沿いを走って高見山に登る。


二番目の島 因島  
因島大橋で二番目の島、因島へ向かいます。

因島大橋は1983年建設当時日本最長の吊り橋でした。

因島ICを降りてすぐ目に付いたのは、白滝山の看板です。特に目を引いたのが「白滝フラワーライン」。海道を訪れていながら、ついつい山道に目が行ってしまいます(苦笑)。
ツーリングマップルに明快な道筋は記されていませんでしたが、1.5車線位の意外に走り易い道でした。
やっぱり山道は楽しいです。数分ほどで白滝山駐車場に到着。
駐車場から10分ほど歩くと観音堂があります。
休息所の展望が素晴らしいです。
山門をくぐって歩いていくと・・・何だコレ・・・

白滝山山頂は五百羅漢の石仏に囲まれていました。

不思議な空間でした。山頂巨石群は石器時代からの霊場だったようです。

山頂展望台からは360度、素晴らしい景色が広がります。
駐車場から往復15分程度歩かなければなりませんが、
景色が良いので気になりませんでした。オススメです。

ところで、30分ほど滞在したのですが、
駐車場から山頂まで往復して、誰にも会いませんでした。
土曜日昼間なのに白滝山に居たのは私一人だけ。
ひとりぼっちです。
そんな事ってあるのでしょうか?不思議すぎる・・・。

林道高山線(白滝山フラワーラインの一部)で下っていきます。適度に展望が開けていい感じ。
因島大橋の袂に出ました。因島の北端です。ここから島の東海岸を南下することにしました。
因島の東海岸は素晴らしい道でした。因島水軍スカイラインと呼ばれているようです。
道幅は1.5車線ほど。アップダウンを繰り返しながら、海沿いを走ります。
瀬戸内海がきれい。

途中因島水軍城がありましたが、復元城なので行きませんでした。団体ツーで目的地が欲しい場合なんかには有用なんでしょうけど。

南岸はつまらない道でした。巨大なクレーンが建ち並ぶ日立造船の工場裏を抜けていきます。

島は造船所だらけ。

西岸も海沿いとはいえ、ただの住宅地です。つまらないです。
生口橋で生口島へ移動します。

二番目の島 因島のまとめ

白滝山と、東海岸の道(因島水軍スカイライン)が素晴らしい。あとの道は普通。造船所が多い。

お勧め:因島水軍スカイラインと白滝山フラワーラインを走り、白滝山登山。


三番目の島 生口島  
生口島の周回道路は、ほぼフラットで走り易い二車線路でした。海の景色はきれいですが、道としては普通です。
黄色い橋で結ばれている高根島も一周してみました。
高根島の北側はこんな道ですので要注意。ここは一周しなくていいと思います。
高速に乗って次の島を目指す途中、瀬戸田パーキングエリアに寄りました。

この瀬戸田PAからの景色が素晴らしかったです。
しまなみを高速で通過するだけの人も、ここだけは寄って欲しいと思いました。


三番目の島 生口島のまとめ

海と山の景色はきれいだが、道は普通。特筆すべき点は無いが、6島の中で一番走り易いので一周してもいいかもしれない。
西瀬戸道の瀬戸田PA(四国行き)からの景色がきれい(本州行きのPAは未確認)。
観光地としては耕三寺というのがあるが、有名寺の模造で入場料1200円なので特別興味があるのでなければスルーでよいと思う。
橋で結ばれている高根島は特に回らなくていいと思う。


これで北半分の3島を回りました。残り3島です。PART3へ

PART1 PART2 PART3

HOME

LONG TOURING CLUB 1999-2008 Copyright MORITA/LODGE MOTIVE All Rights Reserved.