春の東北旅行 残雪と新緑の十和田・八甲田へ 〜1日目〜 | |
プロローグ いざ、東北へ! | |
8:00 川崎発 カプチーノに乗りこみ、出発。が、数秒で激痛が・・・。実は、昨日から急に腰痛に見舞われてしまっていたのだ。腰を曲げるどころか、会釈するだけでもズキンと神経直撃の痛さ。ロングツーリング断念?でも、いまここで断念したら、俺はダメになってしまう。どうやって強行しようかと悩んだが、座布団を2つ折りにして腰に押しつけるようにしたら少し楽になった。ソロリと出発。 さて、どこに行こうか?走り出してから考えるのが俺のいいところ。じゃなくて、一人旅ならではの喜び。ああ、自由だ。この休みとカプチーノさえ有れば、どこにでも行ける。 自由の喜びをかみしめつつ、行き先を考える。休み前は中国地方に行こうと思っていたのだが、天気予報は雨。やはり晴れている方がイイ、となると、東北か。例年ならゴールデンウィークの東北の、特に旅のターゲットになる山間部は冬枯れているものだが、今年は春の訪れが早いし・・・・・。よし東北にしよう! 環八を北上し、外環を経て東北道に入る。佐野の辺りでどうしても眠くなり、サービスエリアで爆睡。起きたら11時。2時間ほど時間をロスしてしまった。 | |
13:00 東北自動車道 東北自動車道を北上する。さすがに平日なのでガラガラだ。那須高原のあたりからずっと新緑に包まれて走る。 北上するにつれ、雪に覆われた安達太良、吾妻、蔵王、栗駒といった山塊が次々と姿を見せて飽きない。のはいいのだが山には次第に雪が多くなり、少し不安を感じる。 | |
午後4時過ぎ。岩手山が見えてきた。本日の目的地は行けるところまで。といっても500キロ程走って腰の方もそろそろ限界。それに宿泊はキャンプ場なので、日没前にキャンプ場を見つける必要もある。PAで休みながら地図を見ると、岩手山の麓にキャンプ場が数カ所あるのを発見。とりあえず岩手山の麓、滝沢ICで降りよう。 | |
| 滝沢IC 浦和から522キロメートル。長かったー。 |
岩手山の麓で | |
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岩手県道278号線 県道278号線に入り、岩手山を目指す。牧場の間を縫って走る穏やかなワインディング。北海道ばりの広大な景色のなか、クリアーラップに恵まれて気分良く走る。 |
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| 岩手山 どーんと岩手山が目の前に姿を現した。猛々しい山容と、のどかな牧草地が対照的。牧草地を隔てる林は、色とりどりの春紅葉になっていてとてもきれいだった。 |
16:40 網張温泉国民休暇村 腰痛を癒すべく温泉にやってきた。休暇村のハイシーズンの日帰り入浴は17:00までなのでギリギリセーフ。 |
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乳白色の湯に浸かり腰をさすっていると少し楽になった。このあたりは景色もいいし、静かだし、このまま泊まって、この旅を湯治の旅にしてしまおうか・・・。年のせいか安直な考えが頭をかすめる。それでもおまえはさすらいの旅人か!と自分を叱咤激励。(いや、まあ、そう思って旅している訳です) 休暇村の有料キャンプ場に行ってみたら誰もいなかった。施設も整っているし文句はないのだが、誰もいないのはやだなあ・・・恐いから。 例年ならこの辺り残雪が残っていても不思議でないわけで、ゴールデンウィークの東北山間部は冬から目覚めたばかりのオフシーズンということか。他を探してみよう。 | |
17:20 相の沢キャンプ場 休暇村から数キロ西側にある相の沢キャンプ場にやって来た。実は数年前にも通りかかったことがあったのだが、その時は誰もいなくて心細くなり、退散してしまったのだ。 |
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| とりあえず、キャンプ場の中に入ってみると、意外にも人がいっぱいいるみたい。キャンプ場はとても広く、見渡すと、点々とテントが散在している。これだけ広ければ、人がいっぱい押し寄せても静かに過ごすことが出来そう。よし、今夜はここに決定。 |
夕暮れの岩手山 キャンプ場の隣は広大な牧場。雄大な岩手山。いいとこです。来てよかったー。本当にここで滞在してしまおうかしら・・・。 | |
日没とともに就寝。さすがに600キロ以上走ると疲れる。なかなか充実した1日だった。 | |