ツーリングレポート

2024年ツーリングまとめPART3 秋

掲載日:2024年12月31日

上越・頸城山地R403/405探訪

秋には上越のR403/R405を探索しました。積雪4mを超えるような豪雪地帯なだけに過疎化が進み、多数の廃棚田が原野に還りつつある一方で道路改良が進んできています。ほとんど人も車も居ない、昔栄えた山村風景の中を走り回りました。

100年前にタイムスリップしたような風景の中を走ります。

飯山市から関田峠を越えて光ヶ原高原へ

関田峠を降りてきて光ヶ原高原。雲が多かったので来年リベンジしたいと思います。

東頸城広域農道。斜面には休耕田が拡がっています。

棚田地帯は見晴らしが良いです。豪雪で有名な安塚を行きます。

まだ維持されている棚田もあり草刈りがされているので走行しやすくなっています。

海沿い国道8号線にやってきました。

最後は聖ガ崎で夕日観望。

夕日を浴びたレールが綺麗でした。

東頸城丘陵を走りぬける時のお勧めルート例です。

野辺山・清里散歩

定休日。買い物ついでに近所散策。八ヶ岳エコーライン→鉢巻道路→清里と走りました。

適当にウロウロしていたら清里高原大橋の上(の陸橋)に出ました。

道の駅南清里のスロープカーに乗ってみました。料金は400円ですが乗り物として構造等に興味があったので、じっくり見れて良かったです。ちなみに客は私一人で動かして頂きました。

ラック(直線歯車)駆動のみかん山モノレールの発展型で最近各地で増えていますよね。殆どが日本の嘉穂製作所のもの。ケーブルカーやロープウェイと違ってモーターが車両に付いているため、大規模なケーブルメンテナンスが不要で比較的低コスト運用が出来ると思います。その代わりラックアンドピニオン駆動なので分速80m、時速4.8km程度と低速です。

有名で大規模で人気なのは北九州の皿倉山、長崎の稲佐山などですが、展望を楽しむ乗り物なので低速なのはあまり問題にならないようです。今回も景色に見とれているうちに頂上に到着しました。

道の駅南清里からバイクで十分ほどの津金学校を訪ねてみました。明治8年擬洋風建築の小学校。入館料200円で展示も興味深く、特に一番上の太鼓楼まで登れる(超急階段につき怪我しないよう注意)のが良かったです。お勧めです。桜の頃も綺麗そう。

津金学校から清里・野辺山まで久々に県道605を走りました。時間が掛かってイマイチな道だと思っていましたが、部分改良されて味のある道になったと思います。

9月にオープンした道の駅八千穂高原に寄り道。R299麦草峠を降りてきた所にあり、八千穂高原IC隣接していて観光客にとっては便利な場所です。大型のモンベルがあるのは驚きですがオフシーズンは閑古鳥が凄そう。佐久南広域農道入口がすぐ近くにあり、ツーリングの際はそちらを走るのがお勧め。

南信の県道1号線沿線探索 飯田線為栗駅(してぐり駅)

県道1号線の飯田〜天龍村(村役場のある平岡)までは2車線化が完了し、ほんといい道になりました。天竜川沿いを進みつつかなりのアップダウンがあります。

県道1号線を走っていたら信州恋しという名勝(天竜川が蛇行して信州側に一旦流れる)の看板があったので、入ってみたら4輪禁止の吊橋が!

その先に為栗駅がありました。飯田線の幾つかある有名な秘境駅の一つです。周囲は無人で、誰も居ませんでした。いつかここから飯田線に乗ってみたい。

筑摩山地の探訪再び

長野から西に向かう古道、峰街道を探索してみました。道幅は狭いですが峰を行くだけに展望は良く面白い道でした。昨今クロスカブやハンターカブが流行りですが、そういうバイクかジクサークラスのバイクに向いていると思います。

R19などで谷底を走っていると気付きませんが、筑摩山地は高いところまで住宅と田畑があるのが特徴です。古道・遊歩道としては美麻と木崎湖まで続いているようですが、舗装車道としては立屋の桜・番所の桜(桜の名所)が実質終点となるようです。

1.2〜1.4車線程の狭路となっている峰街道ですが、実は昭和30年代と50年代に幅員6.5mのアルプス展望有料道路計画があったそうです。もし実現していたら人気の絶景快走路になっていたことでしょう。

長野市と戸隠を結ぶ第三の道、県道76号線。広狭混在ですがのどかで割と走りやすく、のんびり散策するのには向いています。

その県道76からR406の裾花ダムに降りる2車線快走路を発見。裾花ダムと裾花渓谷を見上げる景色も良いです。筑摩山地は実走してみないといい道か悪い道か分からないことが多いです。

戸隠地質化石博物館を見学しました。廃校になった小学校が博物館になっていて、内容充実。ここで地質を学んでから戸隠エリアを走ると、あの地形はそういうことかと分かって面白いです。入場料200円。興味のある方にお勧めします。

近年のお気に入り県道401長野小川線。のどかさと道の走りやすさのバランスがいいです。沿道は急速に過疎進行中です。

大上林道〜線ヶ滝

大上林道はR299十国峠手前で分岐し、群馬県南牧村に向かう舗装林道です。

落葉した冬の広葉樹林は明るく爽快です

妙義山系の凄い景色が広がりますが、木々が生い茂ってほぼ見えないのが残念。道幅は1.5車線ですが落ち葉で実質1.1車線位に狭まっていました。

南牧村では線ヶ滝を久々に再訪してみました。前回は螺旋階段が朽ち果てて立入禁止になっていましたが、今回は通れました。この階段がスリルがあっていいです。

長野県にも群馬県にも南牧村があって、距離も近くややこしいです。

ピラタスの丘広場から。木曽山脈と御嶽山の間に夕日が沈んで行きます。

2024年の11月は冬季休業に入ってすぐに発熱し恐らく新型コロナで1ヶ月近く咳などの症状が長引き、毎年恒例のロングツーリングにも出掛けられませんでした。残念。11月下旬になって近場の日帰りツーリングを行いました。

小海線の旅情を写真に!

12月3日と4日、ウチからビーナスラインまでのメインの道は圧雪凍結路で無理だったのですが、徒歩で偵察し別荘地の中の小道で凍結の無いルートを確率したので、今年のファイナルツーリングに出掛けました。今回は2日連続で小海線の良い景色を探しています。

小海線・小淵沢の大カーブは昭和の蒸気機関車の頃から日本一!?有名な鉄道撮影スポットで、メジャーゆえに避けていた面もあったのですが、色々な撮り方が出来ると常連さんから話を聞いて訪ねてみることにしました。南アの大パノラマだけでも素晴らしい!ジクサーを入れて撮影に挑戦!

高校生の頃から八ヶ岳をバックに小海線が走る高原列車風景が好きだったのですが、ジクサー250で走り回っていたらいい場所を見つけました。野辺山駅と信濃川上駅の中間地点くらいの踏切。

12月9日、本格的な降雪があり2024年のツーリングは終了しました。来年3月下旬か4月上旬にジクサーでツーリングに出掛けられたら良いなと思っています。行き先は福島県の信夫山(2022年3月訪問時は天気が今ひとつだったのでリベンジ)か山陰の海岸線を狙っています。

降雪後、アルトで菅平・峰の原高原サンセットテラスと見晴らしデッキを訪ねてみました。本当は11月上旬にバイクで来たかったのですが。北アルプスから戸隠、高妻山まで視界が開けて良かったです。

須坂に降りてきて八丁鎧塚古墳を訪ねてみたら、北ア〜飯綱山〜黒姫山の展望も良く、いい雰囲気で気に入りました。逆光になってしまったので春にリベンジしたいと思います。やっぱり長野もまだ知らない場所一杯あるなぁと。

久々に松代の象山地下壕を訪問。入場無料、無料Pから徒歩6分ほど、ヘルメット貸出ありです。雨の日の観光などに良いかもしれません。松代は温泉も良いですし。

UFO基地とかピラミッドと一部オカルトマニアに有名な皆神山を訪ねてみました。皆神神社がいい雰囲気。少し電線電柱が邪魔ですが意外に北ア展望が良かったです。ここも再訪したいと思いました。アクセス路は1.3車線急坂急カーブなので注意が必要。

★★★

2024年のまとめですが、信州の筑摩山地、上越の頸城山地は改めて良いなと思いました。アルプスのような急峻さは無いのですが、その分山の上の方まで道が沢山あり、峠道が多くて走りがいがあり、農耕が営まれているので見晴らしが良いです。北アルプスや妙高を眺めながら走れるのは素晴らしいです。そして人や車が僅か。のどかなツーリングには最適です。

また豪雪地では急速に過疎化が進み、この風景が無くなってしまいそうなのに、地元の方以外は知らない。忘れ去られてしまう。記録しておかなければという思いにもさせられました。既に大量の棚田と集落が消失してしまっていますが。来年も再訪問したいと思っています。

あと聖高原の夏山リフトとサマーボブスレー(セットで600円)が思いの外良かったです。景色とコーナリングの楽しさが味わえます。お勧めです。(火曜日定休)

では次の旅でお会いしましょう!

 
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