ツーリングレポート

阿蘇ツーリング PART3

ミルクロード、菊池人吉線大津区間、菊池スカイライン、ひこだいロード、阿蘇東部線、やまなみハイウェイ、四季彩ロードetc

訪問日:2012年10月1日〜3日  掲載日:2012年12月18日

阿蘇パノラマライン〜米塚〜草千里

本日のルート地図ミルクロードやまなみハイウェイ
ミルクロードに入りました。熊本市側は沿線に工業団地などもあり、結構交通量が多いです。ミルクロードは東側に進むほど交通量が減っていい感じになると思います。
大規模林道 菊池・人吉線 大津区間  
ミルクロードは何度も通ったので、今回は新規開拓したいと思います。
地図上では不明な点も多かったのですが、ミルクロードを走っているとアッサリ緑幹線林道(=大規模林道)の看板を発見。
この交差点になります。
左折すると、相変わらず車も通らないのに立派な道がありました。知られざる山奥の世界。
一旦基幹林道鞍岳線を経由。

知られざる山奥の道、大規模林道、菊池・人吉線の大津区間+菊池大津区間
凄い絶景やパノラマが広がる訳でもないですし、路面も砂が浮き気味でゆっくり走らないと危険ですが、たまには観光地を外れて、こんな山奥を尋ねるのもいいものです。何かホッとしました。
再び緑資源幹線林道に名義が代わりました。先ほどのが大津区間で、こちらが菊池・大津区間なのですね。
熊本水害の影響で土砂が流出しています。ゆっくり走っていたにも関わらず浮き砂でタイヤが流れてビビりました。こんな人里離れた山奥でコケても助けが来ないw
凄い絶景という訳ではなく、交通量が少なすぎて路面も汚い為、LTC的にお薦めの道ではありませんが、探索ということで走行中。
このまま2車線で行くのかと思ったら、急に1.5車線になってしまいました。無駄遣い批判を受けてコスト削減してみせた部分ではないかと思います。
再び2車線に。熊本平野や雲仙方面も見えます。
散策気分で走るにはいい道です。
昨年の水害の影響でところどころ崩れています。
途中で鞍岳方面も探索してみようと思っていたのですが、災害通行止めでした。
「菊池水源方面は災害通行止め」という予告看板があり、この交差点を左折すれば普通の道に出られたと思いますが、自分は終点を確認したいので直進。
水害の跡です。暫く放置では。
菊池・大津区間の終点にたどり着きました。
ここがいわゆる菊池・人吉林道の北の端になるかと思います。南側の端はアポロ峠などを経由して人吉盆地になります。

菊池から人吉まで繋ぐ林道作ろうと計画した人は何を考えていたのやら・・・。
緑資源幹線林道(大規模林道)の終点の先は、やはり1.2車線位の極狭県道でした。ふるさと林道で繋ぐということもされていません。何だかなぁ。
菊池阿蘇スカイライン  
菊池スカラインで再び阿蘇に戻ることにしました。
阿蘇火砕流台地を侵食して出来たと思われる渓谷沿いに登っていきます。渓谷沿いには遊歩道などもあり、整備された観光ルートといった印象です。紅葉シーズンは大渋滞しそう。
ミルクロード  
ミルクロードに戻って来ました。右折するとミルクロードの熊本市方面、直進がミルクロード大観峰方面、左折するとマゼノミステリーロード方面です。交差点脇に北山駐車場があります。どちらを向いても景色が良くて、どちらに行こうか迷います。
右折してミルクロードを少し戻り、かぶと岩展望所の少し先に舗装された枝道を見つけたので入ってみると・・・
最近人気が高いラピュタ道への入口でした。舗装された枝道は他にほとんど無いので、意外に場所は分かりやすかったです。
眺めは良さそうです。ただし、昨年の豪雨災害以降通行止め。
こんな感じの道が続いているようです。
再びミルクロードに戻りました。先ほどの菊池スカイラインとミルクロードの交差点。この駐車場からの眺めも良かったです。
眼下にカルデラと内牧温泉、突き出した岬状の部分が大観望、カルデラ火砕流台地の向こうにそびえるのは九重連山。

左側に写っている岬が大観望、右側が阿蘇の根石岳です。
バイクを入れてカルデラの写真を撮るならこのミルクロード北山駐車場が良さそう。

県道12号線〜オートポリス〜小国〜R212  
県道12号線の景色が良さそうだったのでそちらへ向かってみました。
最初は高原を渡る気持ちいい感じの道。
何故こんなに道がいいのかと思ったら・・・
オートポリスがありました。この日は人の気配がありませんでしたが、イベント時には数万人の観客があるのでしょう。ナルホド。
オートポリスから先も山村を縫う2車線路でした。イベント時は大渋滞すると思いますが、そうでない日なら阿蘇から日田方面へ抜ける選択肢となりうる道だと思います。
小国の街に出てR212日田往還で阿蘇に戻ります。

日田往還の景色もいい感じでした。

大観峰  
ちょっと雲が増えてきてしまいましたが、せっかく阿蘇まで来たので大観峰に登って見ることにしました。駐車場から徒歩5分ほど。
カルデラ湾に突き出した岬のような場所が大観峰です。
阿蘇山とカルデラを最も広大に見渡せる場所だと思います。

カルデラを順光で。

中岳火口方面。日中は逆光になりがちなのがちょっと残念ですが、視界は雄大です。

噴煙が上がっているのは中岳火口でしょうか。

やはり阿蘇を代表する場所だけあって良い景色です。ただ平日にも関わらず、さほど広くない駐車場は車とバイクで混雑していました。連休中の昼間はおそらく大渋滞だと思います。GWや夏休みに行かれる場合は空いている朝のうちか、夕方がいいと思います。
ミルクロード〜ひこだいロード
ミルクロードを走り
この交差点を左折して
ひこだいロードに入りました。初めて走りましたが、交通量が少なく、のんびりした感じのいい道でした。
広域基幹林道阿蘇東部線  
うぶやま牧場の中を通り、県道40を経由して広域基幹林道阿蘇東部線へ。笹倉交差点には高森・高千穂方面への青看がありました。
特に何の変哲もない広域農道らしい広域農道ですが、高千穂への移動路として良さそうです。交通量が少ない快走路でした。
実はこの日は通行止表示があったのですが、地元の車が普通に走っていたので付いて入ってみたら(すみません)、こんな感じ普通に通行出来ました。
安全の為(というか訴えられないように)通行止め看板を出しているだけで、生活道路としては普通に使って下さい的なニュアンスっぽい。
観光マップ等にも掲載されている阿蘇望橋。特に眺めが良いということは無いようです。てかこの屋根要らなくね?
南側の方が視界が開けていい感じ。
但し、ミルクロードから高森や高千穂方面に行くなら並行して走るR265箱石峠(今回は未踏)の方が景色が珍しくて楽しい道です。行きは箱石峠で景色を楽しみ、帰りは阿蘇東部線で時間短縮といった使い方をすると良い道だと思います。
R325との交差点まで来ました。写真は高千穂側から交差点を撮影。農免道路の表示があります。
時間が無くなってきたので来た道を戻ります。
ひこだいロード〜ミルクロード  
再びミルクロードへ。
阿蘇山も見えていい感じ。北海道とはまた別の雄大さが感じられます。

交通量が多いミルクロード熊本市側〜大観峰付近と違って、ミルクロードの東側は空いています。

もうこんな緑の季節に阿蘇を訪れる事は無いだろう思ってミルクロードを満喫してしまったのですが、そろそろ時刻は午後3時・・・もしかして帰りのフェリーの時間に間に合わないのでは?
やまなみハイウェイ 城山展望所〜牧ノ戸峠  
と思いつつ、ついやまなみハイウェイに戻って城山展望所を訪ねてしまいました。
城山展望所から眺める阿蘇。いい景色ですが大観峰よりパノラマ感は落ちるかなと思います。
県道11号線:やまなみハイウェイで北上
九重連山が近づいて来ました。
本当はフェリー乗り場に急がなければいけないのですが、ついついもっと近づきたくなり・・・
牧ノ戸峠まで来てしまいました。残念ながら峠の駐車場からは視界が広がらないようです。景色は走りながら見ることになるようです。
九重連山の間を縫って駆けていきます。
やっぱり!やまなみハイウェイはいいですね!!

しかし何回か走った事があるので、ここでUターン。

阿蘇方面の眺め。
県道40号線〜四季彩ロード  
県道40号線を走ってみることにしました。
最初は林間コース。
途中から視界が開けて、景色はいい感じ。
長者原グリーンロードとかも通ってみたかったのですが時間切れ。大分道を目指します。
四季彩ロードへ。しかし阿蘇東部等と違ってクリアラップが全然とれません。やはり観光地密集地帯ですね。

ぐるっとくじゅう周遊道路とかも周遊してみたかったところですが。
R210と四季彩ロードの交差点。
実はこの先の道が新しい交通量皆無の道で良かったです。って寄り道してたら間に合わないじゃん。
新門司港〜名門大洋フェリー〜大阪南港  
名門大洋フェリーは夕方便と夜便の2便体制で、出発の遅い夜便の新門司出港時刻は19:50です。当初は下道で行く予定でしたが、行橋や新門司で夕方の通勤渋滞に巻き込まれたら間に合わないかも?迷ったあげく、時間が読めそうな高速でワープしました。もっとも夕方の九州道もかなり混んでいて福岡付近では流れが時速50km/h位まで落ちることも。
九州道の新門司ICを降りてきたところ。阪九フェリーやオーシャン東九フェリーは左折、名門大洋フェリーは右折です。2つのフェリー乗り場はかなり離れているので間違わないよう要注意です。
大阪南港行きのフェリーチケットをゲット。10300円也。予約無しでしたがキャンペーン中で安く買えました。宿泊代+ガソリン代+高速代を考えるとフェリーの方がお得だと思います。
乗船準備中。何回乗っても乗船前って少しドキドキしますね。
2等船室内。空いていました。
千円以下と安かったので船内でディナー。
出港です。これで九州とはお別れ。次はオフシーズンに宮崎のひむか神話街道を狙いたいですね。
翌朝。明石海峡大橋をくぐる瞬間は見逃してしまいました。
明石〜神戸の街が見えてきました。帰って来ましたね!
瀬戸内のフェリーは静かで特にいいです。
下船準備中です。何故かバイクは甲板のど真ん中。昔乗った時もそうでしたが名門大洋フェリーの場合はトレーラーの荷台に繋ぐのがデフォの様子。非常に珍しい止め方をします。
これ、どうやって止めたんだwww
恐らく左隣のBMW越しにロープで固定したとしか考えられません。
(筆者注:今回は固定方法は見ませんでしたが、フェリーの場合、とんでもない場所にロープ掛けられる場合があるので基本的には固定方法はライダーがチェックすべきでしょう。どこかのフェリー会社でフロントフォークのインナーチューブの摺動面にロープ掛けられてラチェット式荷締機で締結されそうになったので止めてもらったことがありました。)
大阪南港〜茅野市  
大阪南港の位置はこちら。
下船しました。南港北インターから湾岸線に乗ります。
いよいよ阪神高速です。大都会という感じで緊張しますね。
大阪市内方面へ。
湾岸線は風が強いのでちょっと恐いです。
大阪市内へ。首都高と違って路線を完全に把握しきれていないだけに、空いていて良かったです。混んでいると車線変更も難儀ですし。
環状線を離脱して近畿道方面へ。
近畿道方面へ。地名を把握しきれていないので分岐では非常に緊張します。
近畿道から第二京阪へ入ります。
第二京阪に入ってホッと一息。第二京阪道路は大阪と京都を結ぶ出来立てホヤホヤの新路線ですが、空いていていい道ですね。これが出来たおかげで名神の交通量がちょっと減った気がします。
第二京阪道路から京滋バイパスで滋賀県へ。
中央道で一気に帰る事も出来たのですが、高速代節約と、お客様への道案内ルートの開拓と時間計測を狙って東海自動車道の美並ICを降りました。
せせらぎ街道を北上していきます。久々に走りましたが、無料化されましたし、絶景ではないですけど、空いていて雰囲気のいい林間コースですね。東海自動車道が開通したので、せせらぎ街道の交通量が減ったのではないでしょうか。
高山市内はやっぱり混雑気味。せせらぎ街道から木曽方面に向かう抜け道が欲しいところ。
今回はR41で南下して久々野からR361に向かいました。宮峠のところには一応「野麦峠」「チャオ御岳」の看板がありました。
開田村を抜けて木曽福島へ。九蔵峠は快晴なら阿蘇より凄いかもしれない?絶景地ですが、曇の逆光で灰色基調の残念な景色しか見れませんでした。やはり天気と光線状態で見える景色はガラリと代わりますね。朝なら絶景なのに。
R19からR361へ。姫神トンネルの脇には白バイがスタンバっていました。権兵衛トンネル〜姫神トンネル前後は交通取締りのメッカです。
権兵衛トンネルを通過。
伊那〜R361〜高遠〜R152で北上。杖突峠を茅野市街に向かって降りていきます。
ちょっと茅野市内で買い物していたら夕焼けの時間になってしまいました。大阪〜茅野市は長いなぁと改めて思いました。このルートで走るなら、大阪を早朝に出発した方がいいなと思いました。
という訳でいかがだったでしょうか。2泊3日と駆け足すぎでしたが、内容は濃くて十分満足出来るツーリングとなりました。ただやっぱり慌ただしすぎた感は否めません。あともう2日位あれば、もっと探索したり堪能したりする時間がとれたと思います。皆さんは出来るだけ日程に余裕をもって行ってくださいね。
では次の旅でお会いしましょう。
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