ツーリングレポート 晩秋の東北・北海道ツーリング2014 番外 恵山ハイキング編〜11月の小春日和週間を狙って、見たことのない晩秋の北国へ〜 掲載日:2014年11月16日 |
恵山登山 |
外輪山?を越えて恵山火山群中枢へと下っていきます。 駐車場に到着。周囲を見渡せば、古い火山、休止したが植生が開始していない火山、そして噴気を上げている現役バリバリと思しき活火山まで、幾つもの火山を観察することが出来ます。まさに恵山火山群の中心に居る感じ。しかし避難壕的なものが欲しいなぁ。
が、まあ、せっかく来たので歩いてみることにしました。 ハイキング&登山コースは沢山整備されているようですが、とりあえず恵山展望台に向かってみることにしました。時間があれば恵山山頂登山が面白そうでしたが、他にも見てみたい場所がありますし。 爆裂火口に向かって登っていきます。凄い綺麗。 いやだって、活動を終えた古い火山って、色が違いますもの。 (恵山は1万年に1回の割合で大噴火、数千年に1回から2回の中噴火、100年に1回から2回の小噴火の可能性が指摘されているとのこと。江戸時代も多数の死者が出ている。この爆裂火口も、どう見ても最近出来たようにしか見えない。) 美しいけどやばそう。 溶岩ドームが成長して、一部が崩れ落ちた跡でしょう。ガスが抜けたのか岩の内部に空洞がありスカスカです。溶岩の粘性は結構高いのでは。雲仙普賢岳と似てる感じ。 しかし、この山、溶岩ドームから1kmほどの直行コースのところに民家が結構あるんですよね。もし火砕流発生したら、ざっと計算して住宅まで30秒位かなぁ。そういう場所に家が建ってるのって日本で唯一、恵山だけかと。 半活動中の爆裂火口の中に居ます。恐らく、日本で一番、火山活動の様子を接近して観察出来る場所ではないでしょうか。活動内容も、マグマ噴火や水蒸気爆発の結果、溶岩ドーム、岩屑なだれ跡、火砕流や火砕サージ跡、火山泥流跡等、あらゆる現象が生々しく観察出来るように思います。標本みたいな山だな。
展望台の方に歩いていきます。海が見え始めました。
恵山山頂の溶岩ドーム。
海に向かって崩れ落ちています。なるほど、これがあるから海沿いの道が無いんだと思ったのですが・・・ |
実はこの谷の下にも民家がありました。 |
閑話休題。更に歩いていきます。
津軽海峡から太平洋にかけての展望が素晴らしいです。
恵山は地球のダイナミズムが実感出来る場所でした。 |
再びバイクに跨って、恵山を降りて行きます。ただ、天気がイマイチに・・・。 恵山にも廃校が。 |
本編に戻ります。 |
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