道央〜道北 マイナー国道・道道ツーリング

PART4 ナイタイ高原 タウシュベツアーチ 三国峠

 訪問日:2008年6月中旬  掲載日7月22日

県道88〜十勝平野へ  
キャンプ場を出てR39を少しだけ走る。久々の幹線国道はやっぱり車が多かった。こんなトラック街道は嫌だ!

ということで左折して道道88号線へ。

おおっ、やっぱりガラガラ。全然車が走っていません。マイナー道道はいいなぁ。
キタキツネ君がお出迎え。尻尾が太い。
バイクを停め、しばしじゃれ合って遊んだり。といってもエキノコックスが恐いので触ったりはしませんが。

(北海道旅行の常識ですが、キタキツネはエキノコックスという病気を保っているので、キツネと触れ合ったり、生水を飲んだりしてはいけません。念のため。)

昨日とは風景が全然違って、緑が、大地が輝いて見える。

晴れているというのもあるが、大雪山系の高い山並みがアクセントを沿えているというのも大きいと思う。

ナイタイ高原牧場  
ナイタイ高原牧場を訪れてみた。
牧場の中を凄い快走路が続いている。

しかし、これほどまでに雄大な牧場とは・・・。

そして、これほどまでに走りごたえのある道が存在するとは!

ナイタイ牧場スゲー!!!

終点のレストハウスに到着。見晴らし抜群だ。
レストハウスからの眺めがあまりに良かったので、奮発して昼食をとることにした。
カレー700円位だったかな。窓ガラス越しに見る景色が御馳走。

夕方まで、ココでボケッとしていたいところ。

外に出てみる。凄い開放感!
空と雲と緑と、牛さんたちのコントラストが素敵。

レストハウスから下っていく道。延々と牧場が続いている。

タウシュベツアーチ橋へ  
タウシュベツアーチ橋を訪れてみることにした。
タウシュベツ橋は北海道有数の観光地と化しつつあるのだが、そこまでの道のりはダート4km。

これがまた凄い深砂利のダートだった。おそらく轍が出来ていなかったので、この時はまだ砂利を入れたばかりだったのだと思う。

写真では平坦だが、途中急坂急カーブもあり、比較的オフに強いVTRでさえ、かなり手こずった。オンロードバイクで行けるかどうかは、その日のコンディション次第だろう。

トコトコと林道を走っていると、案内看板があった。
駐車場にバイクを停め、軌道跡を300メートル程歩くと・・・

コンクリートアーチ橋が姿を現した。

(写真が少々ザラザラしているが、実は今回痛恨のミスで、北海道ツーリング中ずっとデジ一の感度設定を間違えてISO1600にしてしまったのだ。夜間撮影の際にISO1600に設定し、その後風景撮影モードに切り替えたのでISO設定はキャンセルされたものと思っていたら、そのままだったという次第。そんな訳で若干画像が荒れ気味だがご勘弁頂きたい。・・・とはいえISO1600でも一応そこそこ撮れるistDL2スゲー)

橋の上は立入禁止だった。

驚いたのは、この橋の中身は砂利なのである。コンクリートの外枠の中に砂利が詰めてあるだけなのだ。セメントが貴重な時代に、コンクリを節約しつつ美しい外観のアーチ橋を造るための工夫だったのだろうけど・・・。

「将来的に崩落が免れない」「保存不可能」と言われている理由が、これを見て理解出来た。そりゃこの状態で水没・露出を繰り返したら、ボロボロになるわ・・・。-20℃下では凍害もあるし。

橋自体も美しいのだが、周囲を取り巻く景色がまた美しい。両者の調和が、タウシュベツが愛される理由だろう。

背景たる景色とは・・・

大雪山の山並みだ。

えっと、何か雲行きが怪しいんですけど・・・。

ピカッ、ゴロゴロ・・・ドーン。

ヤッ、ヤべー

林道のさらに奥に、もう一つ絶景ポイントがあるのだが、そちらは諦めて全力待避を開始。しかしアップダウンとブラインドコーナーが連続する狭いダート路ではスピードの出しようがなく、ノロノロ走っている内にあえなく土砂降りに。

・・・何とかコケずに国道に脱出出来たけど。

糠平に戻り、鉄道記念館で雨宿り。

長くなったのでPART5へと続きます。

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