道央〜道北 マイナー国道・道道ツーリング

PART5 十勝岳スカイライン〜小樽港〜新日本海フェリー〜新潟

 訪問日:2008年6月中旬  掲載日9月6日

十勝岳スカイライン 望岳台  
翌朝は超快晴だった。フェリーの出航時刻(AM10時30分小樽港)が迫っていたが、この好天を見たらもう行くっきゃないでしょ!

てな訳で急いでテントを畳み、十勝岳へ向かうことにした。道道966号線は美瑛の中心部から真っ直ぐ十勝岳に向けて伸びている。

朝5時半、早朝なので快走路を独り占め。しばし樹林帯を走り、
白金温泉を過ぎるとワインディングロードになる。登るにつれて視界が広がっていく。

望岳台へ向かう途中からの眺め。左下には広大な模範牧場が見える。

樹林帯の向こうには旭岳が、

十勝岳山頂もすぐそこ!

こっ、これは!もしかして凄い快走路では!!

美瑛や富良野というと畑と丘のイメージがあるけれど、個人的にはこういった山岳風景・山岳道路の方が好きかも。

望岳台駐車場で短い休憩。十勝岳を見上げ、
富良野〜美瑛の丘陵地帯を見下ろす。

十勝岳スカイライン 吹上温泉〜十勝岳温泉  
さらに上を目指して登っていく。1.5車線の狭い部分もあるが、舗装が綺麗で走り易い。
昔の噴火の泥流跡を横切る。少しずつ植生が復活しつつあるようだ。

6月中旬ながら、ダケカンバの新緑はまだ始まったばかり。

終点の十勝岳PAからの眺め。凄い迫力である。

この日は平日朝6時だったので空いていたが、終点駐車場が狭いので、夏山登山の時期は酷く混雑すると思う。もし夏に訪問するなら、早朝か夕方に行った方がいいだろう。

富良野から美瑛にかけての丘陵地帯を展望しながら下っていく。
素晴らしいワインディングロードだ。
上富良野 千望峠付近
十勝岳から降りてきて、そのまま上富良野の街を突っ切り、道道581号線を登っていくと千望峠だ。街を挟んで十勝岳を眺める。
千望峠PAから登っていく道がパノラミックで、いい感じ。
富良野・美瑛において丘陵地帯に広がる畑はありふれた存在だが、ここは高台にあって開放感があり、気持ちがいい。
帰りは自走より安いという魅力に惹かれて、新日本海フェリーの小樽新潟便を使うことにした。

小樽出航時間は10時30分。オフシーズンとはいえ、手続き等を考えるとフェリーターミナルに9時50分頃までに着きたいところ。急いで道央自動車道で小樽へと向かう。

もし一回でも道を間違えたら、乗船時間に間に合わないだろう。少々緊張しながら走行。

(備考)深川〜小樽のETC通勤割引について

深川〜小樽は百キロを超えてしまう。その為に今回はETC通勤割引を意識して奈井江砂川ICまで下道を走ったのだが、札幌料金所通過時に割引き料金が表示された。後で調べると札幌ICから札幌西ICは均一区間となっており、NEXCO東のHPによると

「走行距離は、均一区間と対距離区間で別々に確認します(均一区間と対距離区間がそれぞれ100km以内であれば、合算して100kmを超えていても割引対象になります)。」

ということなので、深川ICから札幌ICまでは通勤時間帯割引となるはず。

なんとかフェリーの乗船時間に間に合った。
客室は空いていた。二等船室の半数以上が閉鎖されていたが、それでも部屋には二人だけ。平日とはいえ、これほど空いていて経営は大丈夫なんだろうか・・・。
小樽10時出航!

目指すは新潟港だ。

快適な船旅。
沿海を航行するので、快晴だと景色が素晴らしく美しい。デッキに立って写真撮りまくり。
羊蹄山まで見通す事ができた。

あの景色の中を、ニセコパノラマラインをVTR250で走れたらなぁ・・・と思わなくもないが、まあ今回はこれで満足しよう。

・・・ううっ、だけどやっぱりバイクで走りたい。眺めているだけじゃ満足出来ない(苦笑)。次は道南だ!

積丹半島 奥に聳えるのが積丹岳と余別岳、手前が積丹岬だろうか。

さよなら北海道。

朝6時新潟港到着。上越周りで帰路につく。18号線を走るのも芸がないので、関田峠を経由してみた。

妙高山を背景にワインディングが続く。行き交う車はほとんど無い。うーん、北海道も良いけど、上越も負けてない。日本は良いところ沢山あるなぁと、改めて思いつつ信州に戻った管理人であった。

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